新たなフェーズを迎えた千葉ジェッツ、原修太「1から積み上げていかなきゃいけないことが楽しみ」

新たなフェーズを迎えた千葉ジェッツ、原修太「1から積み上げていかなきゃいけないことが楽しみ」

2022/10/01 13:00

千葉ジェッツは今オフ、Bリーグ初年度から指揮を執りチームを強豪へと生まれ変わらせた大野篤史ヘッドコーチが三遠ネオフェニックスへ移籍。また、チームを支えてきた多くのスタッフも彼の後をついていった。ヘッドコーチを含めた体制の変化が選手に与える影響は少なからずあるだろう。しかし、大野氏の教えを誰よりも吸収した原修太は新たな挑戦に胸を高ぶらせている。

「ポジションレスなスタイルがハマったらめちゃくちゃ面白い」

──開幕まで2週間を切り(取材時)プレシーズンカップも行いましたがチームの状況はいかがでしょう?

良い意味で「どうなるんだろう?」という感じですね。それこそプレシーズンをやりましたが、あれが初めての5対5だったので。プレシーズンを見た方は分かると思いますが、ギャビン(エドワーズ)も富樫(勇樹)も合流していなかったので未知数というか、ジョン(パトリック)さんのやりたいバスケをみんなで模索している段階ですね。

ヴィック・ローが入って機動力が上がった分、40分間みんなで前からプレッシャーをかけて、アグレッシブなディフェンスからオフェンスへ繋げる形は見えたと思います。今まではどちらかと言うとポイントガードから入っていましたが、4番から始まったりポジションレスなバスケットが見所ではないかなと思います。僕が4番のポジションに入って何かやることも増えていくと思うし、ヴィックは3番もできるのでポジションレスなスタイルがハマったらめちゃくちゃ面白いんじゃないかなと思います。これからの練習でも、5対5をやった時にどうなるんだろうというワクワクはありますね。

──体制が変わったことで、練習の仕方などにも変化が生じたと思います。

そうですね、チーム練習でも1対1は100%でやらずに、ディフェンスのフットワークだったり、ポジションの確認に多くの時間を費やしてきました。僕はもともと大野ヘッドコーチにしか教わったことなかったので、最初は衝撃でしたね。

僕はバスケで言うと育ちが悪いので小、中、高、大とあまり基礎練をやってこなかったんですよ(笑)。今回初めてディフェンスの手の上げ方とか細かい手の置き場所だったり、クリニック的な感じの練習をしていて勉強になっています。実際にチームも含めてディフェンスの強度は上がったと思います。

──原選手はディフェンスの評価が年々増しているように思いますが、基礎練をしてこなかったというのは驚きですね。

どこを基礎と言うのか分からないですけど、フットワークとかはあまりやってこなかったですね、一切ディフェンスをやらずにプロに入ったので、1、2年目のスタッツを見れば分かるんですけど、10分以内に4回ファウルをしたりしていました。実践の中でここはダメ、ここはOKというのを学んできました。

──パトリックヘッドコーチと個人的な話はしますか?

ディフェンスを評価してくれていて、もっとアグレッシブにやっていいよと言われています。オフェンスでは打てるチャンスがあれば、もっと狙えというのも言われました。ルーキーシーズンを除いてここ数年は、こっちの方が効率が良いから打てる場面でも打たずに違う選択肢を選んでいることもありましたが、シュートチャンスがあるんだったら積極的に狙っていくことになると思います。僕はもともとシュートを打ちたいタイプなので、自分のタイミングで打てるんだったら打つというマインドはプレシーズンでしっくりきました。

原修太

「プレータイム=ヘッドコーチやチームからの信頼」

──体制が変わり、新たなフェーズとなる大事なシーズンになると思います。

もちろん、これまでのように結果を残さなきゃいけないというのは変わらずにありますが、本当に挑戦という言葉が合っていると思います。

大野さんとずっとやってきましたが、良くも悪くも信頼してくれていると感じることがすごくありました。ミスをしても信頼があるから使い続けてくれたことも絶対にあったと思っていて、ジョンさんになってそういうのがリセットされたので、フレッシュな気持ちもあり、結果を1から積み上げていかなきゃいけないことが楽しみでもあります。

──新シーズンの数字的な目標はどこに置きますか?

7年ぐらいずっと言っているんですけど、プレータイムは気にしたいです。プレータイム=ヘッドコーチやチームからの信頼だと思っているので。平均得点はあまり気にしたことがないですけど、3ポイントシュートのアテンプトは意識してこうと思っています。昨シーズンはボールを運ぶ場面や僕からエントリーすることもありましたが、2年前はシャノン(ショーター)がその役割をやってくれていたのもあって、キャッチ&シュートが多かったです。昨シーズンはあまりキャッチ&シュートを打つ場面がなく、打っても1、2本で確率も上がってきませんでした。最低でも1試合に3、4本は打ちたいと思っています。

──チームとしての目標は何でしょう?

優勝ですね、とにかく最後までバスケがやりたいので。昨シーズンは数年ぶりに最後まで残れず、それを見ている時にやっぱり悔しい気持ちがありました。

負けたから悔しさに気づいたというより、もともと難しいことをやってきたという思いは強いです。負けたらいけないじゃないですけど、勝つことがベースになっている中でチャンピオンシップの初戦で敗退したので、そういう意味でも挑戦のシーズンになります。

──ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

仕方がないことではありますが、昨シーズンはコロナの影響でBリーグで一番試合が中止となってしまいました。まずはファンの皆さんの前で60試合すべてでプレーすることが目標です。チームとしては3冠を目指して頑張るので、みなさんの力を貸してください!

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