今シーズンは継続路線。鍵は連携と若手の成長

昨シーズンは開幕初戦でライアン・ケリーが離脱と、苦しいシーズンを迎えたが、ベンドラメ礼生の覚醒と外国籍選手の奮戦によって33勝を挙げ、最後までチャンピオンシップ出場を狙える順位でシーズンを終えた。3ポイント試投割合がリーグで3位の3ポイントシュートチームでありながら成功率はリーグ最下位。持ち味のオフェンスリバウンド(獲得率リーグ4位)でセカンドチャンスから得点を挙げていたものの、やはりオフェンシブレーティング(100回攻撃した場合の平均得点)はリーグ17位と苦戦。ディフェンスにおいても、2ポイントの被決定率はリーグワースト4位だったものの、3ポイントシュートの被成功率を34%に抑え、相手の攻撃回数の内21.6%の割合でターンオーバーを奪う(リーグ1位)アグレッシブなディフェンスで勝ち星を稼いだ。

今シーズンは渋谷ブースター待望のライアン・ケリーが復帰。プレシーズンではケリー用のセットから2桁得点を挙げ完全復活をアピールした。ペイントでの得点効率が強烈な西野曜、代表戦で活躍した井上 宗一郎と伸び盛りの若手を擁し、シーズン終盤獅子奮迅の活躍を見せたケビン・ジョーンズを無事継続。アルバルク東京からバイタリティ溢れる小島元基、苦戦した3ポイントシュートへのテコ入れとして津屋一球を獲得。最後までチャンピオンシップを争った三河、スタッフを大きく入れ替えて本気が見える三遠とライバルが多い中地区でチャンピオンシップ出場を狙う。

開始数分で流動的にメンバーチェンジを行う渋谷にとってスターターという概念が当てはまるのか疑問ではあるが西野先発と大胆な予想を行なった。特にバックコートは(渡辺がSF起用されるなど)ポジションレスなためポジションごとのセカンド、サードユニットという考え方が存在しないチームである。

所属選手一覧

注目選手

西野曜
3ポイントシュート成功率は21%から31.9%に向上し、2ポイント成功率は56%を記録。特筆すべきはペイントエリア内ショット成功率59%で、多彩なステップワークで外国籍選手を翻弄し確実に加点する選手。出場自体は平均9分と短いものの、実は選手の出場1分当たりの効率性を計るPERという指標では日本人選手第3位にランクインしている。高いポテンシャルを秘めた選手である。

井上宗一郎
シーズンの平均出場時間は約5分。シュート成功率も高くはなく、苦しんだシーズンであったが、代表戦で評価を上げた。先発出場を含め多くのプレータイムを獲得。3ポイントシュートを高確率で決め、その機動力を生かしてスイッチディフェンスもこなしトム・ホーバスヘッドコーチからも絶賛を受けた。3ポイントシュートが打てるパワーフォワード、所謂『ストレッチ4』というだけでその価値は高く、代表で自信をつけた23歳はチームに良い影響を与えることは間違いないだろう。

ケビン・ジョーンズ
昨シーズン終盤に加入した外国籍選手。持ち前の高いバスケットIQで渋谷のバスケットにもすぐにフィット。先発出場した9試合では、6勝3敗。9試合での3ポイントシュート成功決率は驚異の56%を記録し、勝ち越しに大きく貢献した。オフシーズンには1 度自由交渉リストに登録され悲しみに包まれたが、うまく交渉をまとめブースター歓喜の継続契約となった。

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