デニス・シュルーダー

ドイツ代表の中心選手として、開幕3連勝スタートの原動力に

現在開催中のユーロバスケット2022で活躍しているフリーエージェントのデニス・シュルーダーについて、マーベリックスが興味を持っているとNBAインサイダーのマーク・ステイン氏が報じている。

開催国の一つであるドイツは、グループリーグでここまでフランス、ボスニア・ヘルツェゴビナ、リトアニアとそれぞれNBAで活躍するビッグマンを有する難敵を撃破して開幕3連勝と、下馬評を良い意味で裏切る快進撃を見せている。そしてシュルーダーは、3試合で平均18.0得点、7.3アシストとオフェンスの要として大活躍している。

ステイン氏によると、マーベリックスはニコ・ハリソン、マイケル・フィンリーのチーム幹部がユーロバスケットのドイツ戦を視察に訪れているとのこと。今オフ、マーベリックスはフリーエージェントのジェイレン・ブランソンがニックスに移籍したため、その穴埋めとして即戦力ボールハンドラーの補強を考えている。開幕前までにベテラン司令塔の獲得に動く可能性はあるが、同氏は他にエリック・ブレッドソー、ファクンド・カンパッソ、エルフリッド・ペイトン、デニス・スミスJr.らが候補に挙がっていると続けている。

昨シーズン、シュルーダーはレイカーズからの複数年契約のオファーを拒否したが、他チームから良いオファーがなく単年契約でセルティックスに加入した。しかし、チームにうまくフィットせずシーズン途中でロケッツにトレードで放出され、2チーム合計で64試合に出場し、平均13.5得点、4.6アシストと消化不良に終わった。その結果、ここまで所属先が決まっていないが、このままユーロバスケットで活躍を続けドイツを上位に導くことができれば、評価が高まり自身のNBA残留への道が開けるだろう。