バスケ男子日本代表の馬場雄大はプレースタイルの変更に見事にアジャスト「このメンタリティを極めたい」

バスケ男子日本代表の馬場雄大はプレースタイルの変更に見事にアジャスト「このメンタリティを極めたい」

2022/08/31 17:30
馬場雄大

「考え方がガラッと変わった一カ月だった」

バスケットボール男子日本代表はカザフスタンに73-48で勝利し、ワールドカップ予選Window4を締めくくった。

馬場雄大は8月13日、14日に開催されたイラン代表との国際強化試合でトム・ホーバス体制でのデビューを飾った。初戦で19得点、第2戦で21得点を挙げると、続くWindow4のイラン戦でも5本の3ポイントシュート成功を含むゲームハイの27得点を記録し、海外組としての貫禄を見せた。馬場も「最初の3試合はすごく良かった。求められる新しいバスケができて、自分を客観視しながらプレーできたような、成長を感じられた3試合でした」と振り返った。

しかし、昨日のカザフスタン戦では11得点を挙げたものの、前半に違いを生み出せず「それ(3試合)に比べて粗いというか、アジャストするのが大変でした」と、やや不完全燃焼に終わった。

それでも、この4試合を含めた代表活動は馬場にとって有意義なモノとなった。周知の通り、ホーバスヘッドコーチは3ポイントシュートを多投するスタイルを推し進めている。それはドライブが武器である馬場にとってはスタイル変更を意味し、実際に指揮官は「彼がシューターのマインドにチェンジできるかどうかの挑戦」と語っていた。馬場は試合を重ねる毎に現在のスタイルにフィットしていき、そのスタイル変更がもたらした効果をこのように明かした。

「3ポイントシュートをファーストオプションとして考えると、正直、バスケットボールがこんなに簡単なんだなって思えるほど、ディフェンスが反応しました。その後のドライブのスペースが自然と増えてきて、パスも展開できてコートが広く使えるようになりました。このメンタリティを極めたいと思っています」

3ポイントシュートのアテンプトが多く、その成功率が高ければ高いほど、ディフェンスの警戒は強まり、オフェンス側はドライブで抜きやすくなる。頭で考えれば簡単なことだが、それをコートで表現することは容易ではない。それでも馬場はそのロジックを実際に体現して見せた。彼は言う。「すごく感じは良くて、僕のバスケットの考え方がガラッと変わった一カ月だったというか。こんなに冷静に状況判断ができるようになるんだと思って衝撃的でした。これがアメリカで通用するかどうかがすごい楽しみで、ワールドカップまで良い時間になるんじゃないかという気持ちになりました」

日本トップレベルの突破力とディフェンス力を兼ね備える馬場は当然のように本大会でのメンバーにも名を連ねるだろう。馬場も「チームを引っ張っていかないといけないという自覚もある」と言い、来るべき時に備えていくという。「自分のスキルを上げていくことと、トムのバスケから離れてもこのバスケを忘れずにいかにチームに戻った時にアジャストできるか。アピールというよりどれだけ成長できるかだと思います」

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