ダーク・ノビツキー

写真=Getty Images

1990年代のドラフトで指名された最後の選手

1990年代のドラフトで指名され、今もNBAでプレーしている選手は、ホークスのビンス・カーターと、マーベリックスのダーク・ノビツキーのみとなった。そんな2人が10月24日のマブス対ホークスの一戦前に『ESPN』のインタビューに揃って応じ、今も現役を続ける理由を語った。

41歳のカーターは「決してお金のためにやっているわけではなくて、バスケットボールが好きだからさ。まだこのレベルでやれるのだから、チャンスをもらえればプレーする。当然のこと」と語れば、40歳のノビツキーも「僕も一緒。競い合うことが好きだし、練習で努力することも好き。試合に向けた映像分析に参加するのも、チームメートとのロード遠征も、会場に来ることも、ロッカールームでの時間も大好きだからだよ」と答えた。

今年の4月に左足首の手術を受け、回復が遅れているノビツキーの復帰は11月になると見られている。今シーズンが21年目の大ベテランは、復帰後キャリア初のシックスマン起用が濃厚で、セカンドユニットの得点源として期待されている。

同じく21年選手のカーターは開幕戦から2試合続けて二桁得点を記録するなど健在ぶりをアピール。4試合に出場して平均8.3得点、1.3リバウンド、1.0アシストという成績を残している。

1998年組(ノビツキーは9位、カーターは5位指名)の2人は、今シーズンを最後に現役を引退する可能性もある。だが、もし来シーズンも現役を続けるのであれば、その根底にあるのは『バスケットボール愛』に他ならない。

2人には今シーズンも持ち味を発揮し、円熟味のあるプレーでファンを魅了してもらいたい。