バスケ男子日本代表の比江島慎は指揮官の要求に応えつつエースを担う「試合の流れが悪い時、個で打開できる自信はある」

バスケ男子日本代表の比江島慎は指揮官の要求に応えつつエースを担う「試合の流れが悪い時、個で打開できる自信はある」

2022/08/08 13:18
比江島慎

「3ポイントシュート8割、ドライブ2割の気持ち」

バスケットボール男子日本代表は8月13日、14日と仙台でイラン代表を迎えて強化試合を行う。8月末に行われるワールドカップ予選Window4に向けた代表合宿には16名が参加しているが、アジアカップに出場しておらず新たに招集された10名の中で、攻撃の起点として期待を集めるのが比江島慎だ。

「アジアの強豪国なのは間違いなく、世界と戦うには超えなきゃいけない壁です」とイラン戦に向けた意気込みを語る比江島は、若手の台頭が目立ったアジアカップを次のように見ていたと明かす。「僕が参加していた時よりもチームで共通意識を持ってチーム全員で動いていました。守備の強度も高くて、ファストプレーや得点効率もすごく良かったです。その中で流れが悪い時やペイントタッチをしなきゃいけない場面で自分のドライブは生きてくる。自分だったらこうするなど、確認しながら見ていました」

本人も強調するように比江島の持ち味はなんといっても、緩急をうまく織り交ぜた変幻自在のステップで相手をかわしていくドライブだ。昨シーズンのBリーグでは、外国籍ビッグマンのファウルを受けながらも決めきる場面もあるなど、巧さだけでなく強さも増して強力な武器となっている。ただ、一方で3ポイントシュートの比重が高い代表においては、指揮官トム・ホーバスから、より積極的に長距離砲を打つことを求められており、宇都宮ブレックスの時とプレー選択のバランスを変える必要はあると続ける。

「トムさんからしたらもっとシュートを打ってほしい。もっと自信を持って、ズレができたら3ポイントシュートを打つという、マインドチェンジをしなければいけないのが課題です。ドライブが必要な時もありますが、3ポイントシュート8割、ドライブ2割くらいの感覚でまずは行こうと思います」

20代前半の若手が次々とメンバー入りするなど、世代交代が進む日本代表にあって比江島は今回の16名の中では最も代表歴が長い選手となった。リーダーとして周囲を引っ張っていくタイプではないが、チームが苦境に陥った時にしっかりと立て直せる選手でありたいと意識する。「ベテランの域に入っていますし、試合の流れが悪い時、個で打開できる自信はあるので、そういった時により仕事ができるようにと心がけています」

昨シーズンのチャンピオンシップにおいて、比江島は圧倒的な存在感を放っていた。あの強気なプレーを再現し、今度は日本代表を牽引してもらいたい。

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