クレイ・トンプソン

「リハビリ中は毎日マンバメンタリティーを読んでいた」

現地7月20日、『ESPN』が主催する、昨シーズンに活躍したアスリート、チームを表彰する式典『ESPY AWARDS』が行われた。そして、ウォリアーズのクレイ・トンプソンがベストカムバック賞に選出された。

昨シーズンのトンプソンは2年連続シーズン全休という長期離脱の後、1月9日のキャバリアーズ戦で待望の復帰を果たした。レギュラーシーズンでは32試合に出場し平均20.4得点、3.9リバウンドを記録。プレーオフでも22試合に出場し、平均36.0分のプレータイムで19.0得点、3.9リバウンドと中心選手として完全復活を遂げ、ウォリアーズの王座奪還に貢献した。

トンプソンは、チームメートのステフィン・カリーが式典の司会を務めていたこともあり「まず、最初に感謝したいのはホスト役として素晴らしい仕事をしているカリーです。僕は10年に渡って彼の影の存在であり続けています」と、冗談を言い会場を沸かせた後で、チームメート、チーム関係者への感謝を語った。

さらに授賞式の会場がロサンゼルスのハリウッドだったこともあり、このように続けた。「南カリフォルニアで育った自分の一番の思い出は、父と一緒にステイプルセンターに行ってことです。特別な生活を送っていました。父はレイカーズ戦の解説者でいつもコービーを見るために試合が始まる前から会場に足を運んでいました」

そして、トンプソンはあらためてコービーへの感謝を強調した。「最後になるけど、ブライアント家に感謝したい。(コービーの妻)ヴァネッサが見ているかは分からないけど、彼女と3人の可愛い娘さんたち、コービーとジジのことを毎日、私たちは想っています。リハビリ中は毎日、(コービーの著書)マンバ・メンタリティを読んでいました。彼のプレーを見られたことは僕の人生で最高の思い出です。彼に刺激を受けたからこそ、今のアスリートとしての自分があります」