「ベテランとして指南役を務め、チームの力となれるところに行きたかった」
先日、八村塁が所属するウィザーズはベテランパワーフォワードのタージ・ギブソンを獲得した。チームが持つ可能性を信じているギブソンはウィザーズが過小評価されている『Sleeper Team(スリーパーチーム)』であると地元メディア『NBCスポーツ・ワシントン』に語った。
NBAキャリアが13年と経験豊富なギブソンは、過去3シーズンをニックスで過ごし、昨シーズンは52試合に出場して平均4.4得点、4.4リバウンドを記録した。206cmのベテランビッグマンは、インサイドの控え要員かつ、若手の教育係としても期待されている。
そして、ギブソンはウィザーズを新天地に選んだ理由をこのように語った。「若くて才能のあるチームであることは分かっている。スリーパーチームであり、何か特別なことを達成する一員になりたかった。NBAは浮き沈みが激しいが、ベテランとして指南役を務め、チームの力となれるところに行きたかった」
昨シーズンのウィザーズは35勝47敗に終わり、プレーオフ出場を逃している。それでもギブソンはウィザーズの実力を高く評価している。「僕の視点では、このチームは本当に良い。ここ数年、とても競争力のあるチームだ。NBAはとても秘密主義だから内部の様子は分からない。ただ、今オフに獲得した選手たちはみんなタフかつハングリーで、自分の力を発揮できるワシントンD.Cのような適切な場所と機会を求めていた。すべてはいかに選手たちが団結し、勝つために何をするべきかを理解できるかにかかっている」
ちなみにギブソンは、ウィザーズのコアメンバーとしてブラッドリー・ビール、カイル・クーズマ、クリスタプス・ポルジンギス、ダニエル・ギャフォードと共に八村の名前も挙げている。また37歳の彼は、ウィザーズにとって2014-15シーズンのアンドレ・ミラー(当時38歳)、ポール・ピアーズ(37歳)以来では最年長選手となる。若手も多いウィザーズにおいて、その豊富な経験は心強く、コート内外での貢献に期待だ。