トレイ・ヤング

写真=Getty Images

チームメートのベイズモアも将来のエース候補を称賛

ドラフト前から創造的なプレーと類い稀なシュートセンスから『ステフィン・カリー二世』と評されてきたホークスのトレイ・ヤングが、そのカリー以来初のルーキー記録を達成した。

10月21日に行なわれた敵地でのキャバリアーズ戦で、ヤングは35得点11アシストをマークし、カリー以来初となる1試合35得点10アシスト以上を決めたルーキーとなった。チームも133-111で快勝し、今シーズン初勝利をあげている。

「まずは勝ててうれしい」とコメントしたヤングは「序盤から良いリズムに乗れた。ボールが決まり始めると、リズムを掴めるからね」と続けた。

チームメートのケント・ベイズモアは「彼に何ができるか今日の試合で分かったからね。もう少しだけ、今日のようなプレーを見せてもらいたいかな」とジョークを交えると、将来的なエース候補を次のように称えた。

「彼は物怖じしないんだ。夏の練習の時から、実力を証明していた。若い選手がリーグでプレーするようになって、何も躊躇わずに才能を発揮できている。この点はリスペクトしないといけない。きっとアップダウンを経験するだろうけれど、僕はチームメートとして、トレイを誇りに思う」

今シーズンから本格的な再建に入ったホークスは、数年先を見据え、ドラフト当日のトレードでルカ・ドンチッチと交換でヤングを獲得した。ベイズモアが言うように、これからNBAの壁にぶつかることもあるかもしれない。それでもNBA公式戦3試合にして『カリー二世』という評価に相応しい力をコートで証明した。まだ79試合残っているため、1年目に35得点10アシストを2試合で達成したカリーを超える可能性はある。

この日のパフォーマンスにより、11月13日に敵地で行なわれるウォリアーズ戦が、俄然注目されることは間違いない。