ケビン・デュラント

1つのチームでネッツの要望に応えるのは難しく3、4チーム間トレードに?

ケビン・デュラントがネッツにトレードを要求した報道は、NBAに大きな衝撃を与えた。チームはそれに応じて移籍先を探していると言われているが、ここで注目となるのは、ネッツがどんな交換条件ならトレードに応じるかということ。リーグ最強のスコアラーと称されるデュラントだけに、獲得したいチームはかなりの代償が必要となってくるのは間違いない

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、ネッツが求める交換条件について、一つの基準となるのはジャズのルディ・ゴベアが、ティンバーウルブズにトレードされた時の内容と指摘する。ティンバーウルブスが、ゴベア獲得に費やした条件は4つのドラフト1巡指名権にパトリック・べバリー、ジャレッド・バンダービルド、マリーク・ビーズリー、リアンドロ・ボルマロ、ドラフト1巡目指名の新人ウォーカー・ケセラーだった。デュラントの方がゴベアより格上であることを加味し、ウォジナロウスキー記者はネッツが求めるのは4つか5つのドラフト1巡目指名権とオールスター級の選手になると語る。ただ、同記者はこの条件を1つのチームが揃えるのはかなり困難であり3、4チームが絡んだ大型なものになると予想している。

もちろんオフシーズンはまだ始まったばかりで、ネッツには他チームのオファーをじっくりと考える余裕はあるが、デュラントの気持ちはすでにチームから離れているためトレードを成立させないといけない。あまり時間をかけすぎると他チームから足下を見られてしまう可能性もあり、ネッツ首脳陣は難しい選択を迫られている。