信州ブレイブウォリアーズ

B1での3シーズン目に挑む

信州ブレイブウォリアーズは今日、勝久マイケルヘッドコーチ兼プレジデントオブバスケットボールオペレーションズの継続を発表した。

東京都出身、現在39歳の勝久ヘッドコーチは、Bリーグ開幕を島根スサノオマジックのヘッドコーチとして迎え、大混戦のB2で見事に昇格を勝ち取ると、翌2017-18シーズンは栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)でアシスタントコーチとして1シーズンを過ごし、2018年夏に信州のヘッドコーチに就任した。信州では1年目にチームをB2優勝に導くも、クラブがB1ライセンスを取得できずに昇格は見送りに。そして迎えた2019-20シーズン、新型コロナウイルスの影響で打ち切りとなるまでに40勝7敗の成績を残し、クラブもB1ライセンスを取得したことでB1昇格を果たした。例年、昇格組はB1の壁に苦戦する中で、勝久ヘッドコーチはハードなディフェンスに3ポイントシュートを持ち味としてB1でも戦えるチームを作り上げ、昇格1年目は20勝34敗、そして今シーズンは28勝26敗と勝率5割超えを達成し、天皇杯ではベスト6進出に導いた。

また、信州は井上裕介の現役引退、並びにアシスタントコーチ就任も発表した。

現在39歳の井上は、洛南校から筑波大へ進学し、これまでに大阪エヴェッサや京都ハンナリーズ、滋賀レイクスターズ、金沢武士団でプレーし、2019-20シーズンから信州に加入して、B1昇格にも貢献した。

井上はクラブを通じて「現役を退く決断を致しました。バスケットボールに出会って30年、この歳までプレイ出来たことは本当に幸せなことだと、今また強く感じています」とコメント。「勝久ヘッドコーチに誘われて、信州に入団して自分がキャリアの終盤で日本の最高峰であるB1でプレイ出来るとは想像もしておらず、自分は人や環境に恵まれているのだと心から思います。信州に関わる全て方から頂いたご恩をしっかりとお返しできるように、これからも感謝の気持ちを忘れず日々成長していければと思います。プレイすることからは離れますがバスケットボールから自分の気持ちが離れることは無く、これからも関わっていきます。自分の中では引退というよりも、引き続き好きなことを続けていくという気持ちです。今まで本当にありがとうございました」

そして、アシスタントコーチ就任に関しても、次のコメントを発表している。「立場は変わりますが、引き続きこのチームの一員としてシーズンを迎えられること、とても嬉しく思っています! 新人コーチとして潑剌と、チームの目標達成、日々成長に貢献していきたいと思います。今シーズンもよろしくお願い致します!」