西田優大

「しっかりした判断ができれば、チームの得点ももう少し伸びてくる」

男子日本代表を率いるトム・ホーバスはロスターを固定させず、多くの選手に代表のチャンスを与えている。そのチャンスをつかみ取った選手の一人が西田優大だ。西田はWindow1の2試合で2桁得点を挙げると、続くWindow2のチャイニーズ・タイペイ戦では先発に抜擢され、ゲームハイの27得点を記録する好パフォーマンスを見せた。

当然のように、Window3に臨む24名の候補に入った西田は「今回の合宿でやることは変わっていませんが、メインでやることは何なのかを把握し、チームの中で共通理解を持ちながら準備していければいいと思っています」と、合宿の手応えを語った。

チャイニーズ・タイペイ戦では誰しもが認める大活躍を見せた西田だが、オーストラリア戦では26分46秒のプレータイムで4得点2リバウンド2アシストと低調なパフォーマンスに終わった。西田は「チャイニーズ・タイペイよりサイズもありましたし、オーストラリアを相手に同じようにできるわけがない」と苦戦を予想していたが、実際に違いを生み出すことができずに試合も敗れた。

それでも、多くの収穫を得たのも事実で、西田はチームがさらに良くなるビジョンが見えている。「もう少し上手くフィニッシュができれば得点も増えると思います。今、チームとしてペイントアタックをした後のジャンプストップを意識してやっているので、もっとしっかりした判断ができるようになれば、チームとしての得点ももう少し伸びてくると思っています」

ホーバスヘッドコーチが目指すスタイルは3ポイントシュートとペイントタッチを重要視しているため、その両方を持ち味とする西田の働きは欠かせない。西田は所属するシーホース三河でもそのポテンシャルを発揮し始めているが、外国籍選手との対戦によってその武器が研ぎ澄まされている感覚があるという。「最近のBリーグでは同じポジションの外国籍選手が増えてきているので、すごく意識してできているというか。自然にできていることもありますが、当たっていくメンタル、姿勢は崩さずにやっていきたいです」

Window2までは西田が最年少だったが、今回の合宿には同年代選手も多く、年下の選手も招集されている。西田は富永啓生と河村勇輝の名前を挙げつつ、年下からの突き上げを歓迎している。

「後輩の河村だったり、同じポジションの富永だったり、自分より下の世代で力をつけている選手がどんどん増えてきたので、負けていられない気持ちです。河村はバスケ以外でも仲良くしています。『まさかこんなところに通すのか』って思うくらいのパスを出したり、本当によく見えていて、そういう意味ではすごく楽しみな選手でもあります。一緒にやっていきたいです」