写真=Getty Images

自身の持つ12本の記録を更新し、単独トップに

11月7日、ウォリアーズvsペリカンズの試合が行われ、116-106でウォリアーズが勝利した。この試合、ウォリアーズのステファン・カリーが13本の3ポイントシュートを沈め、1試合の3ポイントシュート成功数のNBA記録を更新した。

これまでの1試合最多3ポイントシュート成功数は、コービー・ブライアントとドニエル・マーシャル、カリーの3人が記録した12本だった。

コービーは2003年に45得点を記録したソニックス戦で、18本中12本の3ポイントシュートを成功させ、これまでの記録を塗り替えた。マーシャルは2005年に19本中12本の3ポイントシュートを成功させて、コービーが持っていた記録に並んだ。時は流れ、カリーが16本中12本の3ポイントシュートを決め2人が持っていた記録に並んだのが今年2月のこと。

それから9カ月、カリーは17本中13本の3ポイントシュートを沈め46得点を記録。コービーとマーシャル、そして自身の持つ12本の記録を更新し、歴代単独トップの記録を打ち立てた。

カリーは前回の試合で、3ポイントシュートを10本放ち1本も成功できず、連続3ポイントシュート成功試合数を157でストップしたばかりだった。そのプレッシャーから解放されたことが背中を押したのかどうかは本人のみぞ知るところ。いずれにしても、今回で1試合13本のNBA新記録を樹立した。

ケビン・デュラントが加入し期待値が高いウォリアーズだが、カリーが持ち味を発揮し、接戦を制したことによって、チームのケミストリーが順調であることも証明している。

昨シーズンにレギュラーシーズン402本の3ポイントシュートを成功させ、これまでの記録を大幅に更新したカリー。まだシーズン序盤だが、今回の記録更新を機に、年間最多成功数の更新も現実味を帯びてきたのではないだろうか。

打点は高くないものの、ボールを放つまでの動作が速く分かっていても止められないカリーの3ポイントシュート。