第1クォーターだけでフィールドゴール10本中9本成功
11月6日にTDガーデンで行なわれたナゲッツvsセルティックスの一戦で、2年目のエマニュエル・ムディエイが第1クォーターだけで24得点の大爆発。稀に見るハイスコアで主導権を完全に握ったナゲッツが、123-107で勝利した。
ムディエイは、前日のピストンズ戦でフィールドゴール7本中0本に終わった鬱憤を晴らすかのように、試合開始から積極的にシュートを放ち続けた。第1クォーターだけで3本の3ポイントシュート成功を含むフィールドゴール10本中9本成功させたムディエイは、試合後、『denverpost.com』に、「できるだけアグレッシブにプレーしようと思った」とコメント。「コーチと僕も話し合ったし、チーム全体でも話し合った。自分たちを見つめ直したんだ」
指揮官マイク・マローンは、試合前の選手たちにこう伝えたという。
「選手たちとは自分たちが何者であるか、どこを改善しないといけないかを話し合った。そして、2つの目標を選手たちに伝えた。一つは第1クォーターは絶対に勝とうということ。その上で、『勝っても負けても、自分たちのプレーを誇らしく思い、会場を後にしよう』と話した」
ムディエイのパフォーマンスに刺激されたナゲッツは、前半終了間際までフィールドゴール成功率70%をキープし、77-52で前半を折り返す。セルティックスは第3クォーター開始から17-7のランで15点にまで点差を縮めたものの、直後ニコラ・ヨキッチの3ポイントプレーから14-5のランで再びリードを20点台に広げたナゲッツが、4連敗中と相性の悪かったセルティックスから久々に勝利を挙げた。
ムディエイは第2クォーター以降6得点に終わったが、それでもキャリアハイに並ぶ30得点で勝利に貢献。ナゲッツの選手で1試合の1ピリオドだけで24得点を記録したのは、2011年4月10日に行なわれたティンバーウルブズ戦の第3クォーターだけで24得点をマークしたタイ・ローソン以来初。
現在ロード5連戦中のナゲッツ。デトロイトで試合をした翌日にボストンで戦うのは決して楽ではなかったはずだが、ロード4連戦目のセルティックス戦の勝利で、今シーズンの通算成績を3勝3敗のイーブンに戻している。