ジェイソン・テイタム

「相手はディフェンディング王者で、簡単な試合にはならない」

現地5月13日に行われたプレーオフ東カンファレンスセミファイナル、セルティックスvsバックスの第6戦は、ジェイソン・テイタムが15本中7本の3ポイントシュート成功を含む46得点9リバウンド4アシストでチームを引っ張り、セルティックスが108-95で勝利した。

セルティックスがリードを維持して最終クォーターを迎えたが、第5戦と同様に第6戦でもそこからバックスの猛攻を受けた。しかし、今回はテイタムの奮闘により逆転を許さなかった。テイタムは、ヤニス・アデトクンボの3ポイントシュートでバックスに4点差(85-81)に詰め寄られた直後から一人で連続10得点を決めて、バックスに流れを渡さなかった。その後もテイタムを中心にオフェンスを展開したセルティックスが勝利し、シリーズの決着は『GAME7』に持ち越されることとなった。

テイタムは、試合後のインタビューで第4クォーターに4点差まで詰め寄られた後のプレーを聞かれると「勝つために必要なことをやった」と答えた。「アグレッシブにプレーしないといけないのは分かっていたし、僕たちのシーズンがかかっていた試合だったから、自分のためにも、チームのためにも正しいプレーをしないといけなかった」

バックスの大黒柱であるアデトクンボも44得点20リバウンドというモンスター級のパフォーマンスを見せた。テイタムは「彼がどういう選手かは理解している。とにかくタフなプレーを強いる守備が必要だった」とコメントした。「簡単に1対1に持ち込ませるわけにはいかない。上手くいかないこともあるけど、しっかり競い合って、タフなプレーをさせないといけない。簡単にやらせるわけにはいかないんだ」

キャリア4度目の『GAME7』を前に、テイタムは「決して楽な試合にはならない」と覚悟を語った。「全力を尽くすだけだ。相手はディフェンディング王者で、簡単な試合にはならない。まずは身体を休めて、ホームのファンの前での試合に向けて準備を進める」

第7戦は、現地15日にボストンで行われる。