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Nikeの新たなシグネチャーモデルの発表会に出席

現役最後の試合となった2016年4月13日のジャズ戦で60得点を記録し、最後の花道を飾ったコービー・ブライアントは、引退後の新たなビジネスに力を注いでいる。先日はNikeの新しいシグネチャーモデル『Kobe A.D.』の発表会に出席した。

「現役に未練はあるか」と質問されると、コービーは「全くない」と即答。「数年前は、どういう気持ちになるのか想像もつかなかった。でも、復帰したいという気持ちはこれっぽっちもない。だからこそ、スムーズに引退後の人生に切り替えられたと思う。そういう意味では感謝すべきことだ。今はNBAの試合を楽しく観戦できているよ」

新たなシューズの発表会が行われた11月2日は、メキシコの祝日『死者の日』でもあった。これは、『バスケットボール選手としてのコービー・ブライアントの死』を迎え、38歳にして新たな人生を歩んでいることを意図してのことだったと、彼自身が説明した。

「誰でも、光と影のバランスが大事なんだ。死があるからこそ生を授かることができる。生と死のバランスによる美点を見いだすことが大事なんだ」

今シーズンも時間が許せばNBAの試合を追っているというブライアントは、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウェストブルック、カワイ・レナードのパフォーマンスに驚いていると語った。「皆、開幕から素晴らしいプレーをしているよね。これは稀なことなんだ。開幕直後は、皆これからリズムに乗ろうとする時期なんだけど、今シーズンは開幕から煙が出るくらい全開でプレーしている。これはレアだよ!」