ジェイレン・ブラウン

ブラウンはヤニスを警戒「試合を支配しようとする選手」

プレーオフファーストラウンドでネッツを相手にスウィープ(4勝0敗)で勝ち上がったセルティックスは、カンファレンスセミファイナルでディフェンディング王者のバックスと対戦する。

早々に勝ち上がりを決めたセルティックスは、ネッツとの第4戦で右足のハムストリングを痛めたジェイレン・ブラウンに治療と休養を与えることができた。ブラウンは、現地5月1日にホームで行われるバックスとの第1戦に出場する予定だ。試合前日会見で、ブラウンは「今週何度か検査を受けた。治療も受けているので、明日の試合には出場できる」と問題ないことをアピールした。

ブラウンは昨年の11月と12月にも同じケガで一時戦列を離れたが、ネッツとのシリーズで再発するまでは問題がなかった。彼は「長引くようなケガを抱えていると、大事を取ってしまうし、慎重にもなってしまう。でも、大丈夫。今回は(ハムストリングの)下の方だったので、問題ない」と語った。

それでもブラウンにとって、5日の休養は大きかった。「とても重要だった。身体の状態を整えようと思っていた時だったし、しっかり治療を受けられた。数日の休養は大きかったよ。チームがしっかり勝てたおかげで得られた時間」と、本人も話している。

バックスは、左膝の負傷でファーストラウンド第3戦から欠場しているクリス・ミドルトンが、カンファレンスセミファイナルも欠場すると見られている。バックスにとっては不利な状況だが、ブラウンは相手エースのヤニス・アデトクンボを警戒している。「異なる選手をぶつけてフィジカルで、アグレッシブに守らないといけない」とアデトクンボ対策について語ったブラウンは、次のように続けた。

「でも、ヤニスはヤニス。試合を支配しようとする選手。彼のインテンシティに対応しないといけないし、良い守備が必要になる。そういうプレーができればと思っているよ」

セルティックスは、レギュラーシーズンでの100ポゼッションあたりの平均失点がリーグ最少の106.2点だった。そしてバックスも、プレーオフファーストラウンドでの100ポゼッションあたりの平均失点が最少の94.4点だった。守備に秀でる両チームのシリーズでは、緊張感のあるディフェンスの攻防も見られそうだ。