「彼のクローンを作ることはできないが、可能なら作りたい」
現地4月26日に行われたサンズvsペリカンズの第5戦はミケル・ブリッジズが31得点4ブロックと攻守に存在感を発揮し、2桁前後のリードを最後まで守り抜いたサンズが112-97で勝利した。
サンズは第4戦に続きデビン・ブッカーが欠場したが、ブリッジズがその穴を埋めた。ブリッジズは両チーム最長となる46分54秒もの間コートに立ち続け、4本の3ポイントシュートをすべて沈めて31得点を記録した。また、最優秀守備選手賞は逃したものの、同ランキングで2位の投票を得たように、4ブロックショットを記録してディフェンスでも違いを生んだ。
『ESPN Stats&Information』によると、4本以上の3ポイントシュートを決めると同時に4本のブロックショット、30得点以上を記録した選手は、レブロン・ジェームズやケビン・デュラント、コービー・ブライアントなど6人しかいないという。
ブリッジズは「ただ一生懸命に、お互いのためにプレーすること。それが一番大事」と淡々と語ったが、偉大な選手の仲間入りを果たしたことを伝えられた際には「それはクレイジーだね」と、感情を露わにした。
ほぼフル出場だったにもかかわらずブリッジズは「明日プレーする準備ができている」と笑った。現在25歳のブリッジズは、4年のNBAキャリアで1度も試合を欠場したことがなく、レギュラーシーズンで309試合、ポストシーズンで27試合に出場している。クリス・ポールは「彼は試合に欠場しない。毎試合で最高の選手を守り、今日は31得点を挙げたんだ」と語り、ブリッジズのタフさと攻守においての貢献度の高さを称賛した。
指揮官のモンティ・ウィリアムズもブリッジズの重要性を理解し「彼のクローンを作ることはできないが、可能なら作りたい」と、最大級の賛辞を送った。