ジミー・バトラー

「16勝する方法を見いださないといけない」

東カンファレンス首位でプレーオフに勝ち上がったヒートは、プレーイン・トーナメントを制して第8シードを勝ち取ったホークスとファーストラウンドで対戦する。

ホーネッツ、キャバリアーズとの一発勝負に勝ってポストシーズンへの切符をつかんだホークスは、センターのクリント・カペラがキャブズ戦で負傷したものの、プレーオフの試合でさらに勝負強さが増すトレイ・ヤングを擁する厄介な相手だ。

しかし、ヒートの選手たちは、対戦相手よりも自分たちのことに集中している。リーダーとしてチームを引っ張るジミー・バトラーは、まだプレーイン・トーナメントの結果が出る前の練習後「僕たちは優勝したい。それが目標」と語った。「そのためにパット(球団社長のパット・ライリー)が今のロスターを編成して、スポー(指揮官エリック・スポールストラ)が1年を通して僕たちを引っ張ってくれた。カイル(ラウリー)、PJ(タッカー)も年間を通して優勝するために必要なことを伝えてくれていて、チームには素晴らしいリーダーシップが宿っている」

「ただ、プレーオフで16勝する方法を見いださないといけない。常にそれを考えて試合をこなしてきた。ウチは良いチーム。これからは真剣に優勝を目指してやる時で、チームミーティングでも優勝について話し合う機会が増える。今回は本当にチャンスがあるんだ」

ホークスとのシリーズ初戦を翌日に控え、ベテランのラウリーは「ウチにはハングリーな選手が多くて、全員が毎試合に勝ちたいと思っている。それを1年を通して目にしてきた。若い選手、ベテラン、チームスタッフ全員が高いレベルでの勝利を求めて取り組んでいる」と語った。

指揮官スポールストラは「プレーオフとレギュラーシーズンとでは、異なる競技になる」と言う。「経験も重要で、若い選手にとってはアジャストしないといけない部分も出てくる。ただ、ウチにはベテランが揃っていて、若い選手が感じる重圧を軽減できている。それによって若手は自分自身のプレーだけに集中できる」

西カンファレンスと同様に大混戦となった東を首位で勝ち上がったヒートのポストシーズンが、いよいよ始まる。