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コービー以後のチーム作りは『スパーズ型』を参考に

今シーズンから本格的なチーム再建に着手したレイカーズ。その中心選手となった2年目のディアンジェロ・ラッセルは、ルーク・ウォルトン体制となって以降、練習でも試合でもチームを取り巻く雰囲気の良さを実感している。『ESPN』が、ラッセルのコメントを伝えた。

「コーチのスタイルは、『ラン・アンド・ガン』で、適切なプレーを実行しようとしている。彼は、僕たち全員に、お互いから学び合い、お互いのためにプレーすることを求めている。練習中は、いつだって勇気づける言葉をかけてくれる。シュートを打つ時、ディフェンスで相手を止める時も声をかけてくれるから、楽しくやれているよ。コーチからそういう言葉が聞けると最高の気分でプレーできるものなんだ」

コービー・ブライアント引退に伴うチームの転換についてもラッセルは言及する。「今のチームは、全員が一致団結してプレーすることを大事にしている。もう一人の選手が中心のチームじゃない。チームのために自己犠牲をすることが大事なんだ」

「コービーが昨シーズン中に経験した瞬間は、すべてが彼に相応しいものだった。でも、コービーがいないことで自由を感じられているのも事実だよ」

絶対的なリーダーであったコービーがいなくなった今、これからのレイカーズで誰が中心になるかが注目されている。だがラッセルは、スパーズを例に挙げて『15人全員のチーム』であることを強調した。

「遠征でサンアントニオに行くと、全員のチームという雰囲気に気づく。15人それぞれが、レジェンドのティム・ダンカンと同じだけ注目されているんだ。僕たちも、スパーズのようなコンセプトを取り入れようとしている。僕たちは、ようやくチームになったんだ。そのことに興奮させられるよ」

練習中から「楽しくやれている」と語るラッセル。開幕戦で金星をあげるなど、今後のチームの成長にも期待がかかる。