ジョエル・エンビード

ハーデン「毎日のように彼の素晴らしい部分を見ている」

現地4月3日に行われたセブンティシクサーズvsキャバリアーズの一戦は、ジョエル・エンビードが44得点17リバウンド5ブロック、ジェームズ・ハーデンが21得点10リバウンド10アシストのトリプル・ダブルの活躍を見せたシクサーズが112-108で勝利した。この勝利により、シクサーズがプレーオフ進出を確定させた。

勝負どころの第4クォーターだけで13得点を固めるなど素晴らしいパフォーマンスを続けるエンビードは、今シーズンのMVP候補に挙げられている。試合後の会見で個人賞について聞かれた彼は「もし受賞したらそういうことだし、受賞できなかったら僕が嫌われている。もしくはフィリーの選手に対する基準が他チームの選手とは違うのかもしれないね」と答えた。

相棒のハーデンも、エンビードのMVPを後押ししている。「毎日のように彼の素晴らしい部分を見ているし、今日のオフェンスに関する数字がすべてを物語っているよ。それに、ディフェンスでもアクティブで、ブロックショットを決めていた。相手のショットの方向を変えて、ペイント内で相手の動きを妨げていた。それが勝因の一つさ」

エンビード、そしてシーズン途中のトレードで加入したハーデンのパフォーマンスに関しては、敵将のJ.B.ビッカースタッフも称賛している。しかし、試合を通してエンビードに20本ものフリースローが与えられたこと、そしてチームファウル数(シクサーズが19、キャブズが28)の差については「試合を持っていかれたようなもの。ウチの方が勝利チームに値する内容だった」と、判定への苛立ちを隠さなかった。

「唯一ディフェンスできないのがフリースローだ。馬鹿げている。彼ら(エンビードとハーデン)は素晴らしい選手で、ルールを上手に操作する方法を熟知している。彼らに対するリスペクトを欠くことはない。しかし、試合というものは攻守両面で一貫性のあるものでなければならない。今日の我々は安定していなかった」

ビッカースタッフは、106-107で迎えた第4クォーター残り15秒にダリアス・ガーランドがシュートを放った際、エンビードのファウルがあったと主張したが、審判は笛を吹かず、エンビードのブロックが記録された。

「ダリアスへのファウルはあった」とビッカースタッフは話した。「彼は自分の役割をこなして、自分のスポットに入ってファウルを受けた。だが、笛は吹かれなかった」