ドノバン・ミッチェル

「仮に5連敗でチームの絆が崩れたら、それはウチらしくない」

現地3月31日に行われたレイカーズvsジャズの一戦は、ドノバン・ミッチェルが29得点7アシスト、ルディ・ゴベアが25得点17リバウンド、ジョーダン・クラークソンがベンチから19得点、マイク・コンリーが18得点を記録し、ジャズが122-109で勝利した。

レギュラーシーズン最終盤に5連敗で失速したジャズだったが、この日は試合を通して8ターンオーバーとミスが少なく、フィールゴール成功率51.1%(90本中46本)と本来の効率良いオフェンスを取り戻し、一度もレイカーズにリードされることなく勝利を収めた。

連敗中に受けたチームへの批判について、エースのミッチェルは次のようにコメントしている。「今日の試合に勝てたのはすごく大きい。チームに対するネガティブな意見、プレッシャーなどは外部の見解。確かにこの時期の5連敗は理想的ではない。だから今日は勝利を祝うことができて良かった」

「大事なのは、グループとして一つになって戦うこと」とミッチェルは続けた。「ウチには経験豊富で、良い時も悪い時も経験している選手が多い。仮に5連敗でチームの絆が崩れたら、それはウチらしくない。ウチは団結したチームだから」

クラークソンもミッチェルの意見に同意している。「チーム内でパニックは起こっていない。大事なのは選手個々が自分を見つめ直して、チームの勝利のために何ができるかを考えること。自分自身に責任を課していれば、誰かに責任をなすりつけるようなことにはならない」

敗れたレイカーズは、ラッセル・ウェストブルックが24得点6リバウンド7アシスト、ドワイト・ハワードが21得点12リバウンドを記録した。レブロン・ジェームズ(足首)とアンソニー・デイビス(足)は負傷により欠場した。

ウェストブルックは「誰が出場できて、誰が出場できないのかが分からない。誰が先発で、誰がベンチスタートなのかも分からない。こういう状況には慣れていない。でも、言い訳はしないよ。どういう結果になっても責任は自分にある。プレーできる選手の力を引き出せるようにやるだけ」と語った。

西カンファレンス11位のレイカーズがプレーイン・トーナメントに出場する可能性はまだ残されているものの、簡単な話ではない。現地4月1日にホームで9位のペリカンズと対戦し、その後も上位チームのナゲッツと2試合、サンズ、ウォリアーズとの試合が組まれているため、厳しい戦いが続く。

ヘッドコーチのフランク・ボーゲルは「戦い続け、可能性を見出さないといけない」と言う。「もしチームが万全の状態でプレーインを迎えられればチャンスはある。明日のペリカンズとの直接対決は大きな試合になる」