CJ・マッカラム

「彼らには本当に感謝している。多くの愛情を示してくれた」

現地3月30日にモダ・センターで行われたトレイルブレイザーズvsペリカンズの一戦は、CJ・マッカラムにとって移籍後、初めての凱旋試合となった。

マッカラムは1巡目10位の指名を受けた2013年からブレイザーズ一筋で9シーズン半を過ごしたが、今シーズン中のトレードでラリー・ナンスJr.とトニー・スネルとともに放出された。

今回は敵としてモダ・センターに帰ってきたマッカラムだったがウォーミングアップのために姿を現すと、ブレイザーズファンはスタンディングオベーションで迎えた。そして、それは試合中も同じで、第2クォーターでマッカラムがオフェンスファウルをコールされた際に、ブレイザーズファンはブーイングを起こして、その判定に反発した。今までだったら当然の出来事ではあるが、今のマッカラムはブレイザーズの一員ではない。マッカラムは「あれは愛だ。本当に面白かったし、感謝している。僕もあれはチャージングだと思わなかったしね」と試合後に笑顔で語った。「彼らには本当に感謝している。多くの愛情を示してくれた」

マッカラムは第1クォーターから14得点を記録し、試合を通じてゲームハイの25得点を挙げて、117-107での勝利に貢献した。移籍後、初めてのモダ・センターでの試合を終えて「精神的にも肉体的にも疲れ果てた。無事に終わって良かったよ」とマッカラムは振り返った。「次の都市に行くのが楽しみだし、レギュラーシーズンが終わる前にもう少し勝ちたいからね」

ペリカンズの指揮官ウィリー・グリーンは「CJという人物、そして彼がこの組織やファン、ここの人たちにとって何を意味するのかを物語っていたね」と試合後に語った。「CJが意味することすべて、そしてこのコミュニティで行ってきたことがよく分かった。彼のみんなへの接し方を見ていても、本当に素晴らしかったよ」

ペリカンズはこの勝利により、西カンファレンス10位のレイカーズに1.5ゲーム差をつけて9位を維持している。