並里を中心とした速攻で秋田の守備を攻略
昨シーズン、西地区を制した琉球ゴールデンキングスと、1年でのB1復帰を果たした秋田ノーザンハピネッツとの1戦。琉球は秋田の強度の高いディフェンスに苦しみながらも、リバウンドからの速攻で流れをつかみ、84-67で勝利した。
琉球は帰化選手のアイラ・ブラウンが欠場。並里成、岸本隆一、古川孝敏、ジェフ・エアーズ、ジョシュ・スコットという先発メンバー。対する秋田は中山拓哉、保岡龍斗、白濱僚祐、ジャスティン・キーナン、カディーム・コールビーというメンバーで開幕を迎えた。
試合序盤、琉球は岸本が連続で3ポイントシュートを成功させ12-7とリードする。秋田の強烈なディフェンスプレッシャーに対しては、広めのスペーシングからスクリーンを上手く使い、並里の高速ドライブでディフェンスを攻略した。
それでも秋田は、この試合でチームハイの18得点を挙げる小野寺祥太のスティールからの速攻で反撃開始。保岡が3ポイントシュートで続くと、秋田のディフェンスの激しさは強まり、足を使ったディナイで琉球のターンオーバーを誘う。18-18と秋田が追い付いて第1クォーターを終える。
アウトサイドシュートの確率の差が勝負を分ける
それでも第2クォーターに入ると、アウトサイドシュートが決まらない秋田に対し、琉球がリバウンドからの速攻を連発。ディフェンスの陣形が整う前にトランディションオフェンスを仕掛けることで秋田の持ち味を封殺した。秋田は第2クォーターでのフィールドゴール成功率が11.8%と、琉球のディフェンスに対し突破口を見いだせない。
35-23と琉球リードで始まった後半も、流れは琉球のまま。秋田はこの試合5スティールの中山を筆頭に、パスコースを激しく抑えるディフェンスを掛け続けるのだが、アウトサイドシュートの確率は後半になっても上がらず点差を縮められない。
そして、シュートに当たりが出る前に足が止まり始めると、並里の速攻からのアシストが冴え渡り、琉球が一気に流れを引き寄せる。スコット、エアーズの外国籍選手がインサイドシュートで得点を重ねて突き放し、84-67で琉球が勝利した。
琉球はアイラ・ブラウンというキーマンがいない中での快勝。中でもこの試合13アシストを記録した並里のパスから外国籍選手へと効率良くチャンスを作り出した。チームハイ20得点を記録したジョシュ・スコットはこの試合7本のフィールドゴールをすべて成功させるなど、速い展開から試合を決定づけた。
秋田はB1復帰戦で悔しい負け。ボールインから激しいディフェンスでターンオーバーを誘発するチームディフェンスは機能していたものの、ハーフコートオフェンスを良い形で終わらせることができず、相手に速攻の形を作られたことが痛手だった。
vs秋田 試合終了
キングス84-67秋田
最終Q、並里が大車輪の活躍を見せる。4Qだけで6得点5アシスト、試合通して10得点12アシストのダブルダブルでチームを勝利に導く。84対67でキングスシーズン開幕戦勝利!#琉球ゴールデンキングス #Bリーグ #勝気 pic.twitter.com/evtt1AT1V8— 琉球ゴールデンキングス公式 (@RyukyuKings) 2018年10月6日
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