オースティン・リバース、『親の七光り』批判に反論

2016/10/28
NBA&海外
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写真=Getty Images

昨シーズンに評価を高め、今オフ高額契約を勝ち取る

クリッパーズのオースティン・リバースは、今夏チームと3年3500万ドル(約36億5500万円)という好条件で再契約を結んだ。

名門デューク大での活躍により2012年のドラフト全体10位でホーネッツ(現ペリカンズ)から指名され、父ドック・リバースと同じNBA選手の道を歩む機会を手にしたリバース。プロ入り後は平均得点が2桁に到達したシーズンがなく、周囲の期待に応えられていないという見方もある。

だが、クリッパーズに移籍して迎えた2シーズン目の昨シーズン、トレイルブレイザーズとのプレーオフ1回戦の第6戦では、欠場したクリス・ポールに代わって先発に抜擢され、21得点8アシスト6リバウンドを記録。チームは敗れ、1回戦での敗退が決まったものの、試合中に負った負傷で左目の上から大流血しながらも最後まで勝負をあきらめなかったファイティングスピリットは称賛された。

リバースは、『ocregister.com』とのインタビューで、「ブレイザーズ戦のおかげで、周りが以前より僕をリスペクトしてくれるようになった。それまでは『そこそこやれるんだろ?』ぐらいにしか思われていなかったからね」と語った。

西の強豪に数えられるクリッパーズの中でも守備に定評のあるリバースだが、今シーズンはオフェンスで本来の力を発揮したいと言う。

「守備に力を入れることで出場機会を得られたわけだから、これからも守備には力を注ぐよ。でも、選手として次のレベルに進むにはオフェンスが必要だ。これまでもオフェンス型の選手だったから」

今オフにフリーエージェントになったリバースには、ロケッツやネッツも関心を示した。しかし、リバースは高額な契約よりも優勝の可能性を選択し、クリッパーズ残留を決断。『父親がいる環境だから気楽にやれる』という声もあったが、リバースは、「現実は真逆だよ。そう考える人は馬鹿だと思う。腹が立つね」と、反論する。

「キャリアを通じて父のチームでプレーしてきたわけじゃない。高校時代に全米No.1プレーヤーに選出された時も、デューク大の時も、父はチームにいなかった。気楽にキャリアを送ってきたことなんて、ただの一度もなかった」

すべてを勝ち取ってきたリバースにとっては雑音でしかないだろうが、コート上でのパフォーマンスで証明し続けるしかない。セカンドユニットの司令塔として、チームの勝利に貢献することこそ、周囲を黙らせる最良の方法なのだから。

プレーオフで左目の上を11針縫うケガを負いながらも、21得点、 8アシストをマークし評価を高めたリバース。