「彼の才能やスキルの高さは異常で、特別な存在になれるチャンスがある」

ティンバーウルブズがここ10年間でプレーオフに進出したのは2017-18シーズンのみで、その前は2003-04シーズンまで遡る。しかし、今シーズンのウルブズは38勝30敗で西カンファレンス7位に位置しており、久しぶりのプレーオフ進出が見えてきている。

2020年のドラフト全体1位指名でウルブズに加わったアンソニー・エドワーズは、キャリア2年目の今シーズンも素晴らしい活躍を披露している。惜しくも新人王は逃したものの、昨シーズンは72試合（先発55試合）に出場して平均19.3得点、4.7リバウンド、2.9アシストを記録し、2020-21NBAオールルーキー・ファーストチームに選出され、ドラフト全体1位指名の実力を証明してみせた。また、レブロン・ジェームズ、ブレイク・グリフィン、ルカ・ドンチッチに次いで、NBAキャリア最初の100試合で2000得点、400リバウンド、300アシスト以上を記録した史上4人目の選手となった。

今シーズンはここまで出場した57試合すべてで先発を務め、平均21.3得点、4.6リバウンド、3.6アシスト、1.5スティールを記録して、チームの勝利に貢献。エドワーズは以前、「僕はオールスターになりたいし、プレーオフでファーストラウンドを突破したい。5年後にはリーグの顔になりたいんだ。それまでにMVPを2回ぐらい取って、リングも取りたい」と語っていたが、チームメートのパトリック・ベバリーも彼の才能を信じている一人だ。

ベバリーは先日、エドワーズに「将来はマイケル・ジョーダンになれる」と伝えたことを明かした。「僕は彼に言ったんだ。『君はマイケル・ジョーダンになれるチャンスがある』とね。彼はネガティブになることなく、いつだってすべてにおいてポジティブなんだ。彼の才能やスキルの高さは異常で、本当に本当に、このリーグで特別な存在になれるチャンスがある」

NBAで成功するために、自信を持つことは大切だ。エドワーズは自信に加えて、ベバリーが称賛するように才能も持ち合わせているだけに、今後の更なる成長が楽しみだ。