キャム・レディッシュ

移籍後最多となる17得点を挙げた次の試合で負傷

ニックスはキングス戦で肩を負傷したキャム・レディッシュが残りの試合すべてを欠場すると発表した。

レディッシュは2019年のドラフト全体10位でホークスに指名されたウイングプレーヤーで、1年目からローテーション入りし平均10.5得点を記録した。昨シーズンはケガの影響で26試合の出場に留まり、3ポイントシュート(成功率26.2%)に苦戦しながらも、11.2得点と平均得点を伸ばした。3年目の今シーズンはプレータイムが約5分減少したものの、11.9得点、3ポイントシュート成功率37.9%とキャリアハイの数字を残していたが、今年1月にニックスにトレードされた。

成長著しいRJ・バレットとの『デューク大』コンビとしての活躍が期待されたが、ニックス移籍後は出場機会が減少。その結果、平均12.4分のプレータイムで6.1得点、3ポイントシュート成功率25.8%と主要スタッツのほとんどがキャリアワーストまで落ち込んだ。

負傷する直前のクリッパーズ戦では移籍後最多となる17得点を挙げて、復調の気配を見せていた。また、プレーオフのような大舞台で輝きを増すタイプのため、プレーイン・トーナメントやプレーオフで出番が増える可能性もあったが、早くもシーズンが終了してしまった。

チームはマーベリックスに30点差の快勝を収めるなど、現在3連勝中で調子が上向いている。レディッシュの離脱は痛いが、彼のケガをきっかけにチームがまとまり、3.5ゲーム差を覆して、プレーイン・トーナメント進出を達成したいところだ。