攻めて良し、守って良しなスモールフォワードを獲る!
今回はB.LEAGUE#LIVE2021で活躍が期待されるスモールフォワード(SF)を紹介する。スモールフォワードは、漫画スラムダンクの流川楓に代表されるように、オフェンスの中心で1on1からディフェンスを切り崩していくタイプだったのは昔の話。近代バスケットではオフェンスの中心がポイントガード(PG)やシューターに移り、SFはコーナーを中心とした3ポイントシュートと、ディフェンスによる貢献(ヘルプ/スイッチDF要因)が求められる能力となっている。しかし、帰化選手や外国籍選手をSF起用できるチームにおいてはその限りではなく、ミスマッチを突いたアイソレーションでのスコアリングを求められる傾向がある。B.LEAGUE#LIVE2021においては、3FGM、3FG%、FGM、FG%が気になるスタッツとなる。
ドラフトすべきスモールフォワードTOP5(しんたろう調べ)※3月3日時点
第5位 L.J.ピーク(熊本ヴォルターズ)
試合数(G)37
プレータイム(MP)27.8
得点(PTS)23.4
3ポイント成功数(3FGM)2.14
3ポイント成功率(3FG%)38.3%
フィールドゴール成功数(FGM)8.32
フィールドゴール成功率(FG%)53.5%
フリースロー成功数(FTM)4.62
フリースロー成功率(FT%)74.3%
オフェンスリバウンド(OR)1
リバウンド数(TR)5.4
アシスト(AST)3
スティール(STL)1
ブロック(BLK)0.1
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)2.30
※この数字が高いほど優秀
昨シーズン準優勝の宇都宮からB2熊本へ電撃移籍。オールマイティな活躍で熊本の躍進を支える選手。スコアリングスタッツ(FGM、3FGM、FTM)に秀でており、B2得点ランキング1位の面目躍如。これまで途中出場が多かったが、直近6試合連続でスターター起用されている点も好材料。
第4位 ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)
試合数(G)27
プレータイム(MP)26.1
得点(PTS)17.4
3ポイント成功数(3FGM)1.26
3ポイント成功率(3FG%)34.7%
フィールドゴール成功数(FGM)6.26
フィールドゴール成功率(FG%)46.9%
フリースロー成功数(FTM)3.59
フリースロー成功率(FT%)77.6%
オフェンスリバウンド(OR)1.6
リバウンド数(TR)7.2
アシスト(AST)4.9
スティール(STL)1.2
ブロック(BLK)0.8
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)2.4
セバスチャン・サイズ(千葉)と双璧をなす、B1最強シックスマンの一人。オンコートの際には、彼を中心とした戦略に変更されるほどの影響力を持つ選手。決定率こそ高くはないがTR7.2、AST4.9、STL1.2、A/TOV2.4といったスコアリング以外のスタッツでオールマイティに貢献してくれるだろう。
3位 トレイ・ジョーンズ(群馬クレインサンダーズ)
試合数(G)36
プレータイム(MP)29.8
得点(PTS)16.5
3ポイント成功数(3FGM)0.94
3ポイント成功率(3FG%)32.7%
フィールドゴール成功数(FGM)5.53
フィールドゴール成功率(FG%)51.6%
フリースロー成功数(FTM)4.50
フリースロー成功率(FT%)76.8%
オフェンスリバウンド(OR)2.7
リバウンド数(TR)5
アシスト(AST)6.3
スティール(STL)1.1
ブロック(BLK)0.5
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)1.90
昨シーズンのB2MVPであり、全試合先発出場中のスコアラー。3FGM、3FG%にはそこまで期待できないが、ペイントエリアで仕事をしてくれる選手(ペイントエリア決定率62%)。3FG32.9%を含んでいながらのFG50.9%は驚異的。ペイントアタックによって獲得する約5本のFTMと88%のFT%、ペイントからのキックアウトパスが6.3ASTを引き出している。
2位 アンドリュー・ランダル(ファイティングイーグルス名古屋)
試合数(G)36
プレータイム(MP)29.8
得点(PTS)16.5
3ポイント成功数(3FGM)0.94
3ポイント成功率(3FG%)32.7%
フィールドゴール成功数(FGM)5.53
フィールドゴール成功率(FG%)51.6%
フリースロー成功数(FTM)4.50
フリースロー成功率(FT%)76.8%
オフェンスリバウンド(OR)2.7
リバウンド数(TR)8.9
アシスト(AST)4.7
スティール(STL)1.6
ブロック(BLK)0.2
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)3.35
総得点や3FM、3FG%こそTOP5の中では低めであるものの、ドライブから奪うFGM(ペイントエリア決定率62%)やフリースローは本数も多く高確率。さらにTR8.9や1.6STL。そしてボールポゼッションが多いにもかかわらず1.4TOVであり、伴ってA/TOVが3.35と堅実なところも見逃せない。
1位 マイルズ・ヘソン(佐賀バルーナーズ)
試合数(G)27
プレータイム(MP)32.5
得点(PTS)21.7
3ポイント成功数(3FGM)1.52
3ポイント成功率(3FG%)32.5%
フィールドゴール成功数(FGM)7.52
フィールドゴール成功率(FG%)43.3%
フリースロー成功数(FTM)5.11
フリースロー成功率(FT%)75.8%
オフェンスリバウンド(OR)3.3
リバウンド数(TR)10.7
アシスト(AST)4
スティール(STL)2.1
ブロック(BLK)1.1
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)1.25
3PTスタッツはお察し頂きたいところだが、先ずはPTS21.7、FGM7.5、FTM5.1が優秀。ちなみにペリメーターのショットは35%の決定率でしか決められていないため、ペイントをガンガン攻めて欲しい選手。特筆すべきはOR3.3、TR10.7な点で、得点との平均ダブル・ダブルを記録している。また、STLも2.1、BLK1.1とディフェンスも申し分ない結果となっている。
今回紹介した選手以外にも、ドウェイン・エバンス(琉球)やロスコ・アレン(新潟)など、PF起用ではあるもののSFのような仕事をこなす、SF/PF登録の選手獲得も視野に入れておきたい
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