『INSIDE AKATSUKI』は、日本代表スタッフが収録した、バスケットボール日本代表の選手たちの『ありのままの姿』を見ることができる映像コンテンツ。今シリーズでは、ワールドカップアジア地区予選のWindow2に向け強化合宿をスタートさせた男子日本代表候補の裏側を連日伝えていく。

代表密着9日目、練習に向かうバスの車内では西田優大が『中の人』からのインタビューに答えている。22歳と最年少ではあるが、「遠慮はしていないですね」と語り、「すごくやりやすいです」と続ける。西田の前の席に座っていた司令塔の齋藤拓実が「シュートも思い切って打てているのでいいんじゃないですか。楽しみですよ」と西田を称えると、その西田は「めちゃめちゃ良いパスをくれるんですよ」と、齋藤を称える。Window1の中国戦ではともに持ち味を発揮したプレーを披露していただけに、今回のWindow2での2人のプレーも楽しみだ。

練習前のローカールームでは佐藤卓磨が紛失したと話していたスパッツの話題に。佐藤はスパッツを発見した齋藤拓実が間違えて持って行ったと疑っていたため、齋藤は「素直にありがとうを言ってくれない」と不満げな様子。佐藤は「先に疑っていたのは拓実ですからね」と谷口大智に同意を求めたが、誰もその言葉を理解できず、苦笑する佐藤であった。

コートで練習した後もウエイトルームで身体を動かす選手たち。野本建吾は125kgを持ち上げ、斎藤は10kgのダンベルを身体に巻き付けて懸垂をした。午後練終了時には、選手、スタッフ全員で誰かがシュートを外すまで打ち続けるゲームを行った。左手のレイアップと難易度は低いが、プレッシャーがかかれば手元は狂う。そして、トム・ホーバスヘッドコーチが外すというまさかの結果に、選手たちは狂喜乱舞した。雰囲気の良さが垣間見えた瞬間だった。

男子日本代表は明日、チャイニーズ・タイペイ戦に挑む。彼らがどんな戦いを見せてくれるのか、そしてホーバス体制となって初めての勝利を挙げることができるのか注目だ。

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