デリック・ジョーンズJr.「誰も彼を止めることはできない」
現地2月12日、サンダーと対戦したブルズはザック・ラビーンをケガで欠きながらも、デマー・デローザンが38得点、二コラ・ブーチェビッチが31得点と取るべき選手がスコアし、106-101で勝利した。これでブルズは連勝を3に伸ばし、東カンファレンス首位のヒートの背中をぴったりとマークしている。
第2クォーターには一時14点のビハインドを背負うなど、低調なスタートとなったが、デローザンを中心に盛り返したブルズは第3クォーターに逆転。その後、拮抗した展開が続いたが、残り1分10秒にリードを3ポゼッション差に広げる3ポイントシュートをコビー・ホワイトが沈めて、そのまま逃げ切った。
デローザンはフィールドゴール24本中12本を成功させ、さらに16本ものフロースローを獲得しゲームハイの38得点を挙げた。デローザンは6試合連続で30得点以上を記録し、自身の最長記録を更新した。それでもデローザンは「僕の目的はただ勝つこと。どんな成果もそれに付随するもの」と語り、記録よりも勝利が大事というスタンスを貫いた。デローザンはラスト5分間で9得点を固めてチームを勝利に導いた。本人が言うように、チームの勝利のためのプレーが記録更新に繋がったのだ。
デリック・ジョーンズJr.は右手人差し指の骨折で約1カ月間戦列を離れていたがこの試合で復帰。3得点に留まったが、23分間プレーして完全復帰を印象付けた。そのジョーンズJr.は「誰も彼を止めることはできない。彼とマッチアップする日がどれだけ悪い夜になるのか教えてあげるよ」と語り、デローザンのアンストッパブルな活躍を称えた。
指揮官のビリー・ドノバンもデローザンへ絶大な信頼を寄せている。「彼はハードにプレーし、自分を大切にし、準備を整える。信じられないほどのプロフェッショナルだ。だから私は彼を信頼しているんだ」。また、ドノバンヘッドコーチはケビン・デュラントを筆頭に多くのスコアラーを指導してきたが、「私のそばにいた選手たちと同じくらい素晴らしいスコアラーだ」とも語り、デローザンがトップクラスの点取り屋であることを強調した。