女子日本代表

東京オリンピックで躍進したチームに若手を加え、平均年齢は26.6歳に

日本バスケットボール協会は昨日夜、大阪のおおきにアリーナ舞洲で行われる女子ワールドカップ予選に向けた日本代表メンバー12名を発表した。最初に発表された招集メンバーリストは19名だったが、そこから12名へと絞り込まれた。

銀メダル獲得を躍進を果たした東京オリンピックのメンバーが主軸となるが、3人制バスケ『3×3』の日本代表から馬瓜ステファニーと山本麻衣が加わり、渡嘉敷来夢と谷村里佳、近藤楓が代表復帰を果たした。中でも注目されるのは渡嘉敷が復帰し、髙田真希とインサイドでコンビを組むこと。2016年のリオ五輪以降、2人の日本代表での揃い踏みはなかなか実現しなかった。世界と戦う上でウィークポイントになりがちなゴール下で、髙田と渡嘉敷のコンビがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。

また東京オリンピックを終えてトム・ホーバスから恩塚亨へとヘッドコーチ交代があり、走力と3ポイントシュートで勝負する基本的なスタイルは踏襲されている一方で、選手個々の判断をより引き出し、柔軟なプレーをさせるのが新たな日本代表のスタイル。昨年秋のアジアカップからその新たな魅力は発揮されており、より突き詰めた内容が見られるはずだ。

ベラルーシ代表が選手とスタッフに体調不良者が相次いで出場を辞退したため、当初予定されていた3試合からベラルーシ戦がなくなった。日本代表は2月10日(木)にカナダと、13日(日)にボスニア・ヘルツェゴビナと対戦する。

女子ワールドカップ予選 日本代表メンバー12名
3 馬瓜ステファニー(SF・PF/182cm78kg/トヨタ自動車アンテロープス)
8 髙田真希(PF/185cm74kg/デンソーアイリス)
10 渡嘉敷来夢(C/193cm85kg/ENEOSサンフラワーズ)
11 谷村里佳(PF/185cm87kg/日立ハイテククーガーズ)
12 三好南穂(SG・SF/167cm57kg/トヨタ自動車アンテロープス)
15 本橋菜子(PG/164cm55kg/東京羽田ヴィッキーズ)
16 近藤楓(SG・SF/173cm62kg/デンソーアイリス)
23 山本麻衣(PG/163cm58kg/トヨタ自動車アンテロープス)
27 林咲希(SG・SF /173cm65kg/ENEOSサンフラワーズ)
32 宮崎早織(PG/167cm57kg/ENEOSサンフラワーズ)
88 赤穂ひまわり(SG・SF /184cm71kg/デンソーアイリス)
99 オコエ桃仁花(PF/182cm85kg/富士通レッドウェーブ)