ボールをシェアしてリズムを生みだし、レイカーズを圧倒
現地10月19日にバレービュー・カジノ・センターで行なわれたウォリアーズvsレイカーズのプレシーズンゲームは、力の差を見せつけたウォリアーズが123-112で勝利した。
今シーズンの優勝候補の一角を相手に、若手中心のヤングレイカーズは強い意気込みで臨んだ。だが、ウォリアーズは試合開始から連続12得点をマーク。ドレイモンド・グリーンの3ポイントシュートで口火を切ると、カリーも3ポイントシュートで続いて引き離す。
ウォリアーズが優先したのは、ボールをシェアすることで生まれるリズムだった。第1ピリオドで成功させた14本のフィールドゴール中13本はアシストから生まれていることが、それを物語っている。
第1クォーターから33-20と大量リードしたウォリアーズは、第2クォーターにペースを落として、一時は4点差(45-41)に詰め寄られたものの、そこから7-2のランで前半を締めくくった。
後半もシュートタッチが落とすことなく、第3クォーター開始から13-4の猛攻を決めて65-47にリードを拡大。それでもレイカーズも食い下がり、87-77と10点差まで追い上げられ、第3クォーターを終える。
レイカーズは4連敗を喫するも、イングラムの活躍が収穫に
第4クォーター、カリーとデュラントをベンチに下げたウォリアーズは勢いを失い、6点差(86-92)までリードを縮められる。それでもクレイ・トンプソンの得点などで試合をコントロールし続けて103-89と再び突き放し、残り5分54秒で総仕上げとばかりにカリーとデュラントを再投入する。
ルーキーのブランドン・イングラム、若きエースのディアンジェロ・ラッセルを軸に追い上げるレイカーズだったが、カリーが立て続けに3ポイントシュートを決めて上回った。プレシーズン5連勝のウォリアーズでは、カリーが32得点5アシスト、デュラントが27得点、トンプソンが19得点8アシスト、グリーンが10得点8リバウンド5アシストを記録。『主役』がそれに相応しいスタッツを残し、盤石の強さを印象付けた。
レイカーズはこれでプレシーズン4連敗。それでもイングラムが21得点7リバウンド4アシストと結果を残したのは収穫だ。他にもニック・ヤングが19得点、ラッセルが16得点9アシストを記録している。ここまでのベストパフォーマンスを披露したイングラムは、「試合ごとに成長しているし、良いポジションを取れていた」と手応えを語った。