ドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベアが欠場中のジャズは5連敗
現地1月30日、ジャズはティンバーウルブズに106-126で敗れた。後半の途中からじりじりと点差を広げられ、劣勢を跳ね返すことができないまま試合終了を迎える完敗だった。
ドノバン・ミッチェルが脳震盪プロトコルで欠場しており、ルディ・ゴベアもふくらはぎに張りを訴えて欠場しているジャズは、これで5連敗。ミッチェルが欠場している直近の8試合は1勝7敗で、西カンファレンス4位まで順位を落としている。
だが、この1敗よりも痛かったのはジョー・イングルスを失ったことだ。
第2クォーター途中、立て続けにアシストを記録してリズムに乗ったイングルスは、トップスピードに乗ってドライブを仕掛ける。しかし、ジョーダン・マクラフリンをかわしに行ったところで左膝がその負荷に耐えられずに曲がり、彼はそのまま崩れ落ちた。両脇から支えられてロッカールームに下がったが、軽傷でないのは明らかだった。
チームプレーに徹するスタイルと実直な性格からジャズの誰からもリスペクトされているイングルスを見舞ったアクシデントに、ジャズの選手たちは大きなショックを受けた。ロイス・オニールはショックのあまり、イングルスを助け起こしにいくどころか、彼の方を見ることもできなかった。
ヘッドコーチのクイン・スナイダーは健康安全プロトコル入りで不在。代行で指揮を執ったアレックス・イェンセンは「彼が気の毒だ。みんなが思っているより軽傷で済むことを願っている」とコメントしたが、MRI検査の結果は左膝前十字靭帯の断裂。これで彼の今シーズンは終わってしまった。
イングルスは健康安全プロトコル入りで数試合を欠場したものの、今シーズン51試合中45試合に出場して、うち15試合で先発を務めた。平均7.2得点、2.9リバウンド、3.5アシストは例年より少ない数字だが、ジャズの緻密なスタイルを支える名脇役であることに代わりはない。昨シーズンは同じジャズのジョーダン・クラークソンがシックスマン賞を受賞し、イングルスは2位の票を集めた。
ジャズ一筋でNBAキャリア8年目の彼は。現在34歳。契約最終年を迎えており、今後が保証されているわけではない。キャリアで初めての大ケガは、彼にとって大きな試練となる。