NBAに続きNLBでもクリーブランドが全米制覇に王手
クリーブランドの観光名所にもなっているレブロン・ジェームズの巨大バナーが、優勝バージョンにアップグレードされることが分かった。
『USA Today』によれば、これまでのバナーはすでに取り外され、現地10月21日までには新しいものに付け替えられるという。ウォリアーズとの激闘を制して球団初優勝を飾ったキャバリアーズを称え、優勝バージョンのバナーには、NBA優勝トロフィーの『ラリー・オブライエン・トロフィー』の形をしたパッチが付けられる予定だ。
同バナーには、かつてジェームズが試合前にやっていた儀式『パウダートス』(滑り止め用のチョークを手に大量に付け、粉を上空に舞わせる)のポーズを背後から撮影した画像が使用されている。
キャブズ本拠地クイックン・ローンズ・アリーナの傍にある『Sherwin Williams Technology』社のビルの壁に設置されたバナーは、ジェームズが2010年の夏にヒートに移籍後、一度は撤去された。だが、2014年にキャブズに復帰すると、バナーも復活。再び観光名所として多くのファンが足を運ぶスポットになっている。
今年の夏、同社は「共和党の全国大会が行われている間はジェームズのバナーを取り外す」と発表したが、クリーブランド市民から猛反発を受け、そのまま残すことに。騒動が収束した後、同社はお詫びの気持ちとして、ジェームズのチャリティ団体『レブロン・ジェームズ・ファミリー・ファウンデーション』に15万ドル(約1550万円)の寄付をしている。
現地10月19日、同じクリーブランドを本拠地に持つMLBインディアンスが19年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決め、奇しくもキャブズの開幕戦と同じ現地25日にクリーブランドでワールドシリーズ第1戦が行われることも決定した。
優勝バージョンにアップグレードされたジェームズの巨大バナーとともに、25日は、クリーブランドがお祭り騒ぎになること間違いなしだ。