ニコラ・ブーチェビッチ

「ディフェンスを安定させる力があるところを証明できたと思う」

現地1月30日に行われたトレイルブレイザーズvsブルズの一戦は、ニコラ・ブーチェビッチが24得点14リバウンド、デマー・デローザンが23得点10アシスト、ザック・ラビーンが20得点と活躍し、ブルズが130-116で勝利した。

前半は第1クォーター、第2クォーターともに失点が30を超えたものの、ブルズはハーフタイムまでに守備を引き締め、後半の失点を51に抑えた。その結果、第2クォーターに44点を奪う猛攻で得たリードを最後まで守り抜き、直近4試合で3勝目を挙げた。レギュラーシーズン49試合を終えたところで、昨シーズンと同じ勝利数(31)に並んでいる。

ブーチェビッチは「強豪と呼ばれるチームになるには、プレーオフで勝ち上がるためには、守備を優先しないといけない」と試合後の会見で語った。「チームが勝っていて調子が良い時でもオフェンスが機能しない場合もある。最近の試合では守備が上手くいかない時もあったけど、ディフェンスを安定させる力があるところを証明できたと思う」

ブルズは現在アレックス・カルーソ(手首)とロンゾ・ボール(左膝)が負傷により離脱中だが、新人のアヨ・ドスンムと3年目のコービー・ホワイトがその穴を埋めようと奮闘中だ。先発出場のドスンムはフィールドゴール試投数がわずか3本だったもののキャリアハイの11アシスト記録し、ホワイトはベンチから18得点6アシストの活躍を見せた。

チームが44点を記録した第2クォーター序盤に3本連続で3ポイントシュートを成功させたホワイトは「チームが求める役割をこなすだけだし、チームのためならなんでもやる」と、チーム状況で先発、セカンドユニットと変化する現在の役割を受け入れている。そして、フィニッシャーやパサーとして成長している点については「1年目から取り組んでいることだし、成果が出始めている」と、自信をのぞかせた。