最終クォーター開始から18-2のランでスパーズを撃破
現地1月10日にニックスのホームで行われたスパーズ戦はRJ・バレットがゲームハイの31得点を挙げ、最終クォーター開始から18-2のランでリードを広げたニックスが111-96で勝利した。
現地1月6日に行われたセルティックス戦でバレットは自身初となる決勝ブザービーターを決めて、ホームのファンを熱狂させた。そして、ホームに戻ってきて行われた本日のスパーズ戦でも、ジュリアス・ランドルがフィールドゴール7本中1本成功のわずか2得点に終わる中、バレットがその穴を埋めてチームに勝利をもたらした。
チームを救う活躍を見せたバレットに対し、マディソン・スクエア・ガーデンではMVPチャントが巻き起こった。バレットは「大好きだし、楽しいね。これからも良いプレーを続けるよ」とファンに応えつつ、自身のパフォーマンスが勝利に繋がっている手応えについて語った。
「MVPチャントは確かに素晴らしいことだけど、それだけではなく自分のやるべきことが結果に表れ始めているように感じるんだ。僕とチームメートは、コート上ですべてを出し切っている。自分のためだけでなく、チームが良いプレーをしていることを示すためにも、頑張りたい」
バレットに次ぐ18得点を記録したエバン・フォーニエは「良いプレーができているし、僕たちはポジティブなマインドセットで試合に臨めていると思う。自信もあるし、遂行できると信じているんだ」と、チームのメンタルの向上を感じている。
快勝を収めたニックスだが、この試合では不甲斐ないパフォーマンスに終わったランドルに代わり、バックアップセンターへの交代を要求する意味で『オビ・トッピン』のチャントが起こったシーンがあった。ニックスのファンは熱狂的なことで知られるが、指揮官のトム・シボドーはこうした雑音が選手たちに影響せず、目の前の勝利だけにフォーカスすることを願っている。
「チームや自分のやるべきこと、次の試合の勝利、相手のことに集中することが大事。我々が良いプレーをすれば、ファンはこのチームを愛してくれるし、彼らがどれくらい我々を愛しているかを知っている。良いプレーができるように準備をするだけだ」