デマーカス・カズンズ

パット・カナートンとの好連携に笑顔「兄弟と呼び合っている」

ヤニス・アデトクンボやボビー・ポーティスが健康安全プロトコル入りしている中、前年王者バックスは大崩れすることなく東カンファレンス上位をキープしている。その要因の一つに、先月末に加入したデマーカス・カズンズの復調が挙げられる。

近年はケガに悩まされてきたが、カズンズは元オールスタークラスの実力者で、全盛期には機動力と3ポイントシュートが欠かせない現代のNBAにおいて、リーグ最強ビッグマンの称号を欲しいままにしてきた。

現地12月23日に敵地でマーベリックスと対戦したバックスは、クリス・ミドルトンが26得点5リバウンド7アシスト、ドリュー・ホリデーが24得点7リバウンド7アシスト3スティールを記録した以外に、先発出場したカズンズもシーズンハイとなる22得点に加えて8リバウンド4アシストの活躍を見せ、102-95での勝利に貢献している。

カズンズは「チームのルールやチームメートの動き、得意なスポットを理解するには時間が必要で、時には間違った動きをしてしまうこともあるけど、コーチングスタッフやチームメートと試合中もコミュニケーションが取れているのは大きい。正しいプレーを遂行できるよう心がけているよ。徐々に整ってきている」と語った。

カズンズは主力のミドルトン、ホリデーとの連携向上を実感しつつ、パット・カナートンとの相性の良さに関しても言及。カズンズ曰く、彼とカナートンとの関係は『義兄弟』だそうだ。

「お互いに兄弟と呼び合っているんだ。彼とはすぐに良い連携を構築できた。僕にとっては、コート上でお気に入りのオプションの一人。たいていシュートを決めてくれるし、オープンなスペースを見つけて、適切なスポットで待ってくれている」

バックスは、ホームで行われる明日のクリスマスゲームでセルティックスと対戦する。試合前日の段階では、アデトクンボがプロトコルをクリアし、クリスマスゲームに出場できる可能性が生まれたとの情報もある。

いずれにしても、カズンズがチームにフィットしつつあるのはバックスにとって素晴らしいニュースだ。クリスマスゲームでは、カズンズのパフォーマンスにも注目したい。