写真=©JBA
ロイブルは「東京オリンピックでメダルを」と意気込む
日本バスケットボール協会は昨日、3×3日本代表の今後の強化体制として、トーステン・ロイブルがディレクターコーチ/ヘッドコーチ、長谷川誠がアソシエイトコーチ、大神雄子がサポートコーチに就任したことを発表した。
3×3はまだ歴史の浅い競技だが、東京オリンピックの種目になったことで協会としてもこの1年で強化に力を入れており、先月のアジア競技大会では長谷川誠コーチの下、女子が銅メダル獲得という成果を挙げた。
新たに現場のトップを務めるのはアンダーカテゴリーの男子日本代表を率いて結果を出してきたロイブル。5人制バスケとの連動、アンダーカテゴリーの選手に3×3を経験させることで新たな成長を促すことを期待しての起用となった。ロイブルは「東京オリンピックでメダルを獲ること」を目標に掲げると同時に「3×3の強化に取り組むことで、結果的に5人制にも大きな効果を与えられ、世界で通用するレベルの選手たちを育成できるのではないか」と、この新たな役割への期待を語る。
長谷川はロイブルをサポートし、こちらも新たに加わった大神は主に女子を指導する。昨シーズン限りで現役を引退した大神は「これからの選手たちが、一人のプレーヤーとして5人制にも3人制にも、どっちにも飛び込んでいけるようにお手伝いをしたい」と意気込む。
アジア競技大会での女子日本代表は奥山理々嘉、宮下希保、今野紀花、馬瓜ステファニーの4人でメダルを勝ち取った。ケガ人が出たことで、馬瓜が5人制の代表から急遽合流する急造チームであっても結果を出せたことは、3×3という新しい競技の可能性を示している。3×3一本に絞っている選手はもちろん、今後は5人制の選手にも積極的に3×3を経験させ、プレーの幅を広げながら代表が強化されていくはずだ。