2018年ドラフト全体1位でサンズに加入し、主力として活躍
サンズとディアンドレ・エイトンの延長契約がまとまらなかったと『ESPN』が報じた。エイトンは来年夏に制限付きフリーエージェントになる。
2018年のNBAドラフト組は今オフがルーキー契約を延長するタイミングで、1巡目3位指名のルカ・ドンチッチ、5位のトレイ・ヤング、11位のシェイ・ギルジャス・アレクサンダー、14位のマイケル・ポーターJr.がマックス契約での延長を決めた。全体1位指名でサンズに加わったエイトンも球団にマックス契約での延長を望んでいたが、球団は彼にマックス契約をオファーせず交渉は難航していた。そして、サンズがエイトンにマックス契約を提示することなく、期限の10月18日を迎えた。
マックス契約を結んだドンチッチやヤングはチームのファーストオプションだが、エイトンはクリス・ポール、デビン・ブッカーに次ぐサードオプションだ。また、すでにポール、ブッカーとマックス契約を結んでいるためサラリーを抑えたい球団が、エイトンにマックス契約をオファーしなかったのも理解できる。
しかし、エイトンも1年目から主力として活躍し、キャリア平均ダブル・ダブルを記録。また、昨シーズンのプレーオフではNBA史上最高となるフィールドゴール成功率66%を記録し、チームのファイナル進出に大きく貢献した。特にポールとエイトンによるピック&ロールは、サンズの武器にもなっていた。彼自身も「優勝まであと2勝だった。そこは評価してほしいと思っている。僕の同期はそれぞれのチームでリスペクトされている。僕も同じようにリスペクトされたいんだ」と話していたが、思いは届かず。球団はエイトンがマックス契約に見合った選手とは評価しなかった。
エイトンはシーズン終了後にフリーエージェントになるため、来オフには他チームからのオファーを受けることができる。サンズに残るにしても、移籍するにしても今シーズンはエイトンにとって重要な1年となる。
なお、サンズはミケル・ブリッジズと4年9000万ドル(約102億円)、ランドリー・シャメットと4年4300万ドル(約49億円)での延長契約を結んでいる。