選手の反応は様々、スマートは「キャプテン云々は関係ない」
NBAの名門セルティックスは、2021-22シーズンから球団社長に前ヘッドコーチのブラッド・スティーブンズが就任し、新たなヘッドコーチにイメイ・ユドカを招聘して優勝を目指すこととなった。
新ヘッドコーチのユドカは今シーズンからキャプテンを任命するチームの伝統を復活させることを決めた。2013-14シーズンから昨シーズンまで指揮を執ったスティーブンズは「選手全員に強いリーダーシップを発揮してもらうため」という理由でキャプテンを任命せずにチームを率いてきたが、ユドカは2選手をキャプテンに指名するという。
順当に考えれば、その一人は復帰したアル・ホーフォードだろう。キャリア14年目の大ベテランである彼は、若手からリスペクトされ、ロッカールームでもリーダーになれる存在だ。もう一人のキャプテン候補には、ジェイレン・ブラウン、ジェイソン・テイタム、マーカス・スマートが挙げられる。ただ、キャプテンという肩書きに対する反応は様々だ。
ブラウンが「名誉なことだし、簡単に引き受けられるものではない。ウチには素晴らしいリーダーが多いから、もし自分が選ばれなかったとしても問題ない。僕はアルに1票を投じるよ」と言えば、スマートは「キャプテン云々は関係ない」と、あまり関心を持っていない。「キャプテンは肩書き。誰でもキャプテンになれる。ウチの選手はみんな大人だし、コートに出て仕事をするだけだよ」
ユドカは、スティーブンズ時代のように対戦相手によって先発を頻繁に変えるのではなく、固定メンバーで今シーズンに臨むことも明かした。『キャプテン制』復活に続いて、新チームに自分なりの『色』を加え始めている。
昨シーズンは36勝36敗と振るわず、プレーオフでもファーストラウンドでネッツに1勝4敗と完敗だった。セルティックスは、大小問わず様々な変化を加えて、2021-22シーズンに臨む。