『トワイマン・ストークス・チームメート賞』の選考で3位にランクイン
ヒートのユドニス・ハズレムが1年約260万ドル(約2億8600万円)で再契約に合意したと『The Athletic』が報じた。その結果、41歳のハズレムはレブロン・ジェームズ、カーメロ・アンソニーと並び、現役選手で最長となる19シーズン目を迎えることになった。
2019-20シーズンに4試合、2020-21シーズンはわずか1試合の出場と、ハズレムは決してコート上では戦力になり切れていない。それでも、ヒートが再契約をオファーしたのは、エースのジミー・バトラーでさえも一目を置く、コート外での存在感の高さを知っているからだ。
他の選手のメンターやロールモデルとなるようなコート内外でのリーダーシップ、利他的なプレー、チームへのコミットメントと献身を体現した選手が対象となり、リーグで最も優れたチームメートと認められた選手に贈られる『トワイマン・ストークス・チームメート賞』の選考で、デイミアン・リラード、クリス・ポールに次ぐ3位の投票数を得たことが、ハズレムの必要性を証明している。
ヒートはカイル・ラウリー、PJ・タッカー、マーキーフ・モリスを獲得し優勝を狙える戦力を揃えたが、長年チームの中心を務めたゴラン・ドラギッチがチームを去った。新戦力と既存メンバーのケミストリー構築が必要となるが、ハズレムは両者のコミュニケーションを円滑にする際に一役買いそうだ。
レブロンとカーメロのようにコート上での活躍は期待できないが、彼らと同じくらいチームには必要な戦力なのだ。