ポール・ジョージ

レナードは「ただの1試合」と冷静

クリッパーズはマーベリックスとのプレーオフファーストラウンドにホームコートアドバンテージを持って臨んだが、第6戦までのホーム3試合はいずれも黒星を喫し、それを生かせていない。だが、次の第7戦は勝てなければシーズン終了となるエリミネーションゲームだ。それだけに、ポール・ジョージはあらためて気を引き締め直している。

敵地での第6戦で20得点13リバウンドを記録したジョージは、試合後の会見でプレーオフでのキャリアハイに並ぶ45得点の大活躍を見せたカワイ・レナードを「最高の2ウェイプレーヤーの一人」と称えた一方で「自分がもっとやらないといけない」と反省した。

「もっとやらないといけないし、もっと良いプレーをしないといけない。彼に毎試合で今日のようなプレーを望むわけにはいかないんだ」

次戦はカンファレンスセミファイナル進出を懸けた運命のゲームとなるが、ジョージは「楽しい試合になるよ」と語った。「両チームにとってエリミネーションゲーム。楽しみだよ。相手も次の試合を心待ちにしていると思う。ウチのホームでは、相手の方が良いプレーをしているからね」

第6戦では25得点9リバウンド4アシストで勝利に貢献したレジー・ジャクソンも、ジョージと同様に第7戦を楽しみにしていると言う。「スポーツで最高の単語は『GAME7』。試合を楽しみにしているよ。ホームのファンの前で、勝つか負けるかを決める『GAME7』を戦えるのがうれしい」

一方で、ジョージとジャクソンとは対照的な反応を見せたのが、スパーズ、ラプターズで2回の優勝を経験しているレナードだった。常に平常心を保っているレナードは、運命の『GAME7』についても「ただの1試合」と冷静に返答。そして、過去の第7戦での経験について聞かれても「自分は過去にとらわれない。そういうふうに考えることもない」と語った。

ジャズが待つカンファレンスセミファイナルに勝ち進むのはどちらのチームになるのか、第7戦の結果を見守りたい。