ブラッドリー・ビール

ステフィン・カリーとの得点王争いにも影響

ウィザーズは前節のペイサーズ戦を133-132で勝利し、東カンファレンス9位に浮上した。延長にもつれたこの試合を牽引したのは、50得点を挙げたブラッドリー・ビール。しかし、ビールは終盤に左太ももの裏を痛め、オーバータイムは出場できなかった。そして、チームはビールが明日のホークス戦を欠場することを発表した。

ビールはペイサーズ戦後に行われた会見でケガの具合を語っていた。「後半の最初のプレーで足首をひねった。足首のケガには強いほうなのでプレーを続けた。すると、左太ももの裏側に張りを感じながらもプレーを続けたが、逆転のレイアップを決めた際に違和感を感じた」

ビールはここまで平均31.4得点を記録し、エースとしてチームを支えてきた。リーグトップとなる平均31.9得点を挙げるウォリアーズのステフィン・カリーと熾烈な得点王争いを演じている。ビールの欠場はホークス戦の1試合だけではなく、以降の試合も欠場する可能性があるという。

ウィザーズはホークスと2試合を戦い、その後キャバリアーズ、ホーネッツと戦いレギュラーシーズンを終える。本日、ホーネッツがペリカンズに敗れたことで、8位のホーネッツから10位のペイサーズまでが1.5ゲーム差にひしめき合っている。

プレーイントーナメント進出が決まっているとはいえ、どのチームにも順位が変動する可能性があり、真剣勝負となることが予想される。ウィザーズにとってビールの欠場は大きな痛手だが、通算トリプル・ダブル回数の記録更新がかかるラッセル・ウェストブルックや八村塁らが奮闘し、8位でのプレーイントーナメント進出を勝ち取ってほしいものだ。