ステフィン・カリー

「ステフにとってリムのサイズは大海原のように大きいんだろうね」

ウォリアーズのステフィン・カリーが、またしてもNBAの歴史にその名を刻んだ。

現地4月25日にホームで行われたキングス戦に出場したカリーは、14本中7本の3ポイントシュートを含む37得点を挙げる大活躍。チームも117-113で勝利し、ホーム4連勝をマークした。

カリーは4月の試合で合計85本の3ポイントシュートを記録。これは2019年11月にジェームズ・ハーデンが記録した82本を上回り、月間3ポイントシュート成功数で史上最多となる大記録だ。ウォリアーズは今月あと2試合を予定していて、直近14試合中13試合で30得点超えを果たしている絶好調のカリーなら、月間100本の3ポイントシュート成功数に到達する可能性もある。

ドレイモンド・グリーンは、キングス戦後の会見で「本当にとんでもない選手だよ。ステフにとってリムのサイズは大海原のように大きいんだろうね」とカリーを称賛した。

カリーの好調ぶりに比例し、ウォリアーズも調子を上げ、この日の勝利で勝率5割超えを果たした。プレーイントーナメントに進出できる西カンファレンス10位をキープしているウォリアーズは、プレーオフにストレートインできる6位のマーベリックスと3ゲーム差だ。現地27日に行われるマブスとの直接対決を含め、残り11試合で逆転することは可能だ。

圧倒的なパフォーマンスでチームの勝利に貢献し続け、ここにきてシーズンMVP候補に急浮上したカリーとともに、ウォリアーズがどこまで順位を上げられるか。レギュラーシーズン最終局面に挑む彼らから目が離せない。