2度の大ケガからの復活を証明
元最強センターのデマーカス・カズンズは今シーズンにロケッツと1年契約を結び、ケガからの完全復活を目指した。1月23日のマーベリックス戦では、8本中4本の3ポイントシュートを含む28得点17リバウンド5アシストを記録し、チームを勝利に導く活躍を見せるなど、復活を印象付けた。無保証契約からシーズン終了までの保証契約を勝ち取ったカズンズだが、スモールラインナップを採用するチームの方向性と合わず、この度解雇された。
ケンタッキー大時代のチームメートであり、ラッセル・ウェストブルックとのトレードで今シーズンからロケッツに加入したジョン・ウォールはカズンズに対する思いを語った。
「NBAでまた一緒にプレーすることを僕らは望んでいた。思っていたよりも長く続かなかった。僕が決められることではないし、球団は前に進むために最善だと思うことをやっている」
カズンズはロケッツで25試合に出場し、平均20.2分のプレータイムで9.6得点、7.6リバウンド、2.4アシストを記録した。11勝18敗とチームを勝たせる活躍はできなかったが、ウォールは「ここでの彼は素晴らしい仕事をしてくれたと思う。ケガから復帰し、彼はこのリーグでプレーできることを証明した。すぐに移籍先が決まることを願っている」と労った。
キャリア平均20.8得点、10.7リバウンドと以前のような支配的な力はもうないかもしれない。それでもシュート力のあるビッグマンとして需要はあり、アンソニー・デイビスをケガで欠くレイカーズやネッツ、ヒートなど複数のチームが獲得に関心を示している。カズンズの動向に再び注目が集まる。