外国籍トリオにアイラ・ブラウン、橋本拓哉は脅威
チャンピオンシップ進出へ調子を上げたい大阪エヴェッサが新潟アルビレックスBBと対戦。前半に大苦戦を強いられるも、終盤に勝機を見いだすと一気に流れを手繰り寄せ、終わってみれば91-81の快勝を収めた。
前半の大阪は相手のスピードに振り回され、ボールへの執着心も出せず、高さで優位にあるはずがリバウンドも新潟に圧倒されてリズムをつかめない。新潟は走ってチャンスを作り出し、シュートタッチも好調。ジェイソン・ウォッシュバーンとロスコ・アレン、アレン・ダーラムの外国籍トリオにボールを集めつつも、若い西田優大や納見悠仁も迷わず放つシュートを決めてチームに勢いをもたらした。
前半は42-33と新潟がリード。しかし後半開始2分半、西田が個人3つ目のファウルを犯し、ディフェンスの強度を落とさざるを得なくなったのを機に大阪が攻勢を強める。西田がマークを担当していたディージェイ・ニュービルが、ここぞとばかりにアタックに出て、11-2のランで一気に逆転まで持っていく。
新潟も立て直してリードチェンジを繰り返す展開となったが、第4クォーターになると大阪は攻守のギアをさらに一段階上げた。大阪はジョシュ・ハレルソンとギャレット・スタツ、ニュービルの外国籍トリオに帰化選手のアイラ・ブラウンが揃ってコンディションが良く、主力のプレータイムをコントロールできたことで、勝負どころでインテンシティを高めることができた。こうして第4クォーターは運動量でもリバウンドでも新潟を圧倒。残り6分を切ってアイラが決めた逆転3ポイントシュートを機に、14-0の怒涛のランで勝負を決めた。
大阪は外国籍トリオにアイラと橋本拓哉で、チーム総得点91のうち88得点を荒稼ぎ。バランスが悪いように見えるが5人の得点は21から16の間でシェアできている。さらにアシストは28を記録し、フィールドゴール成功率は50%、後半だけなら38本中22本成功の58%と効率の良さが光った。
チームトップの21得点を挙げた橋本は「ディフェンスの部分から変わらないといけないと後半に入りました」と勝因を語る。「自分は試合を通してシュートで貢献したいと思っているので、それが結果に結び付いて良かったです。シュートもディフェンスもアグレッシブにして、今日も81点取られたのでディフェンスをもっと締めていきたい」
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