ネッツ

連携について「彼らは何を犠牲にすべきか分かっている」

2020-21シーズン開幕前から噂されていたジェームズ・ハーデンのネッツ移籍は、ここ数日で一気に進み、現地14日にネッツ、ロケッツを含む4チーム間トレードという形で成立した。

ネッツのGM、ショーン・マークスはハーデン獲得に関する会見でメディアの質問に答え、「適切なタイミングだった」と、トレードまでの経緯を振り返った。マークスによれば、シーズン前から検討していた話ではなく、ここ48時間で事態が変わり、急いでハーデンに関する調査を行った上で決断したとのこと。

また、「選手たちの意見を聞けて良かった。彼らの決意、信念をコート上で反映させる時間はある」と語ったように、スター選手であるケビン・デュラントやカイリー・アービングを含む現在のロスターに登録されている選手たちの意見も聞いたという。

デュラント、ハーデン、アービングのケミストリーこそ、今シーズンのネッツが優勝できるかどうかを決める最大の要因になる。マークスは「彼らは何を犠牲にすべきか分かっている」と言う。

「彼らは、お互いに自分たちにできることを理解している。チームを引っ張り、チームのスター選手として活躍したり、それぞれの役割を分かっている。時には彼らの内1人ないし2人が活躍する機会も出てくる」

「チームメートのために自分を犠牲にしないといけない試合も出てくる。ただ、彼らには(優勝という)共通の目標がある。我々には共通の目標があるんだ。それは、最後の最後まで立ち続けるということ。お互いのために自分を犠牲にし、ハードにプレーし、一丸となってプレーすれば大丈夫。彼ら3人はすでに良い関係を築けているので、それもチームにとってプラスになる」

ハーデンのデビュー戦は、今回のトレードに含まれた選手全員のフィジカルチェックが終わってからになるため、最短で現地16日にホームで行われるマジック戦になる可能性がある。個人的な事情により欠場を続けているアービングの復帰時期は未定だが、3人が揃ってプレーする日は、まもなくやってくる。