トレイ・ヤング

レブロンたちとともに投票権利団体『More Than a Vote』を設立

混迷極めるアメリカ大統領選挙戦は、いまだに開票作業が続けられている。共和党候補であり現職のドナルド・トランプ陣営が票の集計を止めるため法的な手段に訴えると明言しているため結果が出るのはまだ先になりそうだが、民主党候補であるジョー・バイデンの勝利確定が近づいている。

今も開票作業が続くジョージア州では、ホークスの本拠地ステイトファーム・アリーナが期日前投票の会場として利用され、現在は郵便による投票の集計が行われている。連日の開票作業という激務をこなすスタッフのためにホークスの司令塔、トレイ・ヤングが動いた。

ジョージア州フルトン郡によれば、ヤングはステイトファーム・アリーナで開票作業を続けるスタッフに大量の昼食を差し入れしたという。「お仕事ご苦労様です!」という手書きのメッセージとともに、郡のスタッフがヤングからのギフトをソーシャルメディアに投稿している。

ヤングは、レイカーズのレブロン・ジェームズたちとともに、今回の大統領選挙での投票を奨励することを目的とした投票権利団体『More Than a Vote』を設立した。ジョージア州は共和党の地盤だったが、バイデンが猛追し現在は優勢と言われている。その背景には、同団体の影響力もあっただろう。昼夜問わずに開票作業を続けるスタッフへ温かい気配りを見せたことで、アトランタでのヤングの株はさらに上がったに違いない。