「元選手がサイドラインに立つ姿はいつ見ても興奮するよ」
ネッツのケビン・デュラントは昨シーズンのNBAファイナルでアキレス腱を断裂し、今シーズンはリハビリに専念するため全休している。
新型コロナウイルスの影響で4カ月ほどシーズンが中断したため、再開後はデュラントが復帰するのでは、と報じられたが、本人が「今シーズン中にプレーする考えはない」とコメントしていた。
今シーズンはプレーしなかったため、デュラントは「自分の時間を持てた」と言うが、同時に複雑な心境でもあったと『Text Message Show』で語った。
「良いゲーム勘を持っていたけど、ケガをしたことで僕自身の勢いが止まってしまった。これがこのケガで一番タフだったことだ。この1年は自分の時間を持てたから、それはそれで楽しかったよ(笑)。ただ、その時間を一人で過ごすのはちょっと淡泊だった」
そしてネッツの指揮官に就任したスティーブ・ナッシュの下でバスケットをすることについては「興奮しているよ」と言う。
ナッシュはウォリアーズで選手育成コンサルタントを務めていたこともあり、2人は一緒にトレーニングをするなど気心知れた仲だ。「ナッシュはネッツで文化を築いてくれると思う。元選手がサイドラインに立つ姿はいつ見ても興奮するよ。彼は素晴らしいバスケットマインドを持っているし、それに加えてコミュニケーション能力も長けている。素晴らしいプレーヤーだった彼のメンタリティをネッツにもたらしてくれるはずさ」とデュラントは語った。
2020-21シーズンのネッツはナッシュが指揮を執り、デュラントとカイリー・アービングを中心としたチームでNBA優勝を目指すはずだ。成長著しいキャリス・ルバートやジャレット・アレン、経験豊富なスペンサー・ディンウィディーやディアンドレ・ジョーダンもいるため、デュラント&アービング以外にも活躍できる選手は揃っている。2020-21シーズンにようやくネッツデビューを果たすデュラントがナッシュとともに、ネッツの文化を築いていく姿に期待したい。