ナッシュ「ケビンは自分をしっかり持っている思慮深い人間」
ペリカンズのJJ・レディックのポッドキャスト『The Old Man and the Three』に出演したネッツのケビン・デュラントは、交流のあるスティーブ・ナッシュが新ヘッドコーチに就任したことに興奮していると語った。
「彼と一緒にジムにいる時は毎回スポンジのように吸収していた。彼と仕事をすることを楽しみにしている。僕は常にバスケットボールを学んでいる生徒だと思っている。経験豊富で時代をまたいでプレーした彼のようなコーチからもっと教わりたい。今から楽しみだ」
現役時代に2度リーグMVPに輝いたナッシュだがコーチ経験はない。これまでの報道でもナッシュの名前が新指揮官候補として挙がることがなかっただけに、今回の就任は多くの人を驚かせた。
ナッシュはウォリアーズで選手育成コンサルタントを務めており、デュラントと一緒にトレーニングをしていた。2人は現在ネッツでアシスタントコーチを務めるアダム・ハリントンを通じて約10年前に知り合い、ナッシュはキャリア終盤でデュラントと対戦していた。
「彼はコートの上で身につけた深い知識を持っている。彼のバスケットボールに関する洞察力、コミュニケーション能力、バスケットボールを伝える能力があれば、僕も選手として成長できると思うし、それは他のチームメートにとってもそうだと思う」
ナッシュも『ESPN』との取材でデュラントとの関係が良好であることを強調した。「リーグ史上最高の選手の1人と仕事ができて光栄だ。しっかりコーチの指示に耳を傾けてくれ、探究心があり、向上心がある選手だ。何が言いたいかというと、ケビンは常に探究心があり、好奇心があり、研究熱心で人として成長しているということだ。バスケットボールだけでなく、多くの目標を持っていて、自分をしっかり持っている思慮深い人間だ」
デュラントとカイリー・アービングがケガから復帰するネッツは来シーズン大きな期待を背負って戦うことになる。ナッシュがエース2人のマネジメントを含め、チームを正しい方向へ導くことができるかに注目だ。